おはようございます。
昭和30年前後の話です。
かっての国鉄が それまでの直流電化に変えて、交流電化を推し進めようと
した時期がありました・・・ その時の試験データは、やや評価が良すぎて
後に、実際に交流電化を開始し始めてから、様々なトラブルに
悩まされることになりました。
交流推進派 からすれば、どうしても、データを高評価したいものです。
同じデータが出たとしても、推進派ではない人だと・・・
「悪めのを記録しとこう。」となります。
データーを取る事も、その評価を行うことも、人 が行う事なんですね。
「データーには推量が入る余地がある・・・。」という一つの例です。
今回も・・・ 地震の発生予測、福島事故の評価・・・ など
現在進行形で 様々なデータが出てきています。
どうしても・・・私達は その中でも自分の意見に、できるだけ近いデータを
都合よく集めたがってしまうものです。
そして、悪めのデータほど、陰に隠れたがりますので
なかなか出て来てくれません。
それらのデータを公平に評価しようと思えば、それなりに時間がかかります。
そんな中、私たちが今できる対応は・・・
パニックにならないよう、常に最悪を考えながら動き、
状況の方が、それより良ければ上々! くらいの感覚で
見極めていくことでしょう。
今、次第に出てきつつある「事故地域の除染」の話も。
そして・・・ この交流電化の話にはオチがあります。
結局・・・ 現在では、直流電化技術の進歩もあり、トータルで考えると
交流電化にさほどの優位は無いとされるまでになっています。
しかしながら、交流電化を実用化する段階で
直面したトラブルや蓄積した技術は・・・
後の 新幹線の建設 にあたって、交流電化 の方に利 があるとされ、
現在は、大輪の花を咲かせるまでに至っています。
これは せめてもの償い・・・ という事にはなりますが、
このたびの事故が契機となって
後に、世界中のエネルギー技術や電気の使い方が
大きく見直されることになった ・・・と話せるようにしたいものですね。
今日も 広島市内は、よく晴れそう! 温度も・・・
それでは・・・ 皆さん 今日も お元気で~!!!
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