2010年5月1日土曜日

旧居留地15番館


    ポートタワー から 三宮駅 へ向けて歩いていくと…

    そこここに 歴史を感じる建物を 目にすることができます。


    有名な  旧 居 留 地  一帯です。


    歴史を感じさせる建物の多くは

    後の時代の 海運 ・ 貿易 関係 のビルデイング。
    


    旧居留地時代の名残を留める 唯一の建物が


    この 15番館 となります。


    1880(明治13)年頃 建てられ

    翌年から 10年間 アメリカ合衆国領事館 として使用された後

    いくつかの企業が入れ替わった後

    1966(昭和41)年より ㈱ノザワ が所有…と


    現在の所有者である 建築資材メーカーのHP に記されています。


    1989(平成元)年 重要文化財 に指定されたことを機に

    保存修理に着手しましたが…


    1995(平成7)年 の 阪神・淡路大震災 で倒壊。


    できる限り、当時の材料を使用しただけでなく

    歴史的建物に対する工事としては

    当時は珍しい 免震工事 も施して復旧。


    現在は… レストラン ・ カフェ として使用されています。


    
    さぁ… 三宮 方面 に向かって歩きましょう…。


    おっと… その前に 昼 ですね。


    何を食べますか!?


    もちろん… ですね。  了解です!!! 

    





    

2010年4月30日金曜日

サンタマリア



     さて ・ ・ ・

    
     そろそろ カワサキワールド を出ることにしましょう!


     ちょっと名残惜しく、

     紹介したい 乗り物 や エピソード は

     まだ ありますがが…

     館長の 興味の赴くままに紹介してしまうと

     ここだけで、もう 1、2週間かかりそうになりますから (笑)

     また、機会を設けることにしましょう。




     ポートタワー を眺める広場 では

     実物の 船の展示 を見ることができます。



     今日は その中から…
 

     コロンブス の 新大陸発見 で知られる


     サンタマリア号 ( 復元 )


     子供の頃 伝記を読んで この 冒険家 に憧れた頃が

     懐かしいですね!


     命知らずの 海の男 というのは いつの時代も

     人々の憧れを集める存在です。


     この 冒険航海は 航海技術の進歩 や

     ヨーロッパ世界の地図の拡大 に 大きな功績を残しました。


     しかし…

     今の時代から眺めるとき。

     もう少し、冷静な目で眺める必要があります。


     搾取。

     先住民生活の破壊。

     生態系の破壊。

     伝染病の拡大。

      
     功罪こもごも… といったところでしょうか。


     時代の成せる技だったとはいえ、もう少し フレンドリーな

     接近の方法もあったのではないかとも思えるほど。


     よほど旨みのある手段だったらしく。

     おおよそ、同じ方法で 世界各地 に進出し

     力で屈服、従属の歴史を繰り返しています。


     ペリー の 黒船来航 に 揺れた 日本 も同様 で。

     屈辱的な開国をさせられた 歴史 は、後に

     大きな悲劇を生む要因ともなった…と 私は思っています。


     
     写真の サンタマリア号 は…


     1991年 実際に スペイン から 神戸 までの

     実験航海 に 使われたものだそうです!

     
     船台に乗っているかのような展示スペースも

     設けられていて


     もしも…


     木の地肌の見える、ニス塗りの船腹を見せていたなら

     さぞ、古い帆船の雰囲気たっぷりだろう… と思わせるのですが


     露天 のため 防腐用と思われる ペンキ が

     塗られるも、すでに腐ち始めているのが 残念なところ。

     眺めるのなら 今のうちかも知れません

     
    
     

2010年4月29日木曜日

レトロフュチャー



    SF映画にでも出てきそうな

    レトロフュチャーな蒸気機関車…


     大正、昭和初期に流行した 鉄道 の 流線型ブーム。
       実用的な効果のほどはともかく、独特のモダンさがあり
      今でも、根強いファンを持っています。

    パネル を 眺めながら おっ…! と思った


    この機関車 パシナ号 も

    川重で生産されたもの。


    ちょうど 自社の生産 通算1500両目となったことを記念して
    文字を入れて 撮影されていますが その姿で走ったということ
    では無いようです。

    
    日本の資本と技術で 運営された

    南満州鉄道 の看板列車として

    大連 - 新京 間を 8時間30分 (後に ハルピン まで運転。)

    最高速度130Kmでの運転は

    国内と線路の幅が違うとはいえ

    日本人が設計、製造した蒸気機関車の最高速度となっています。


    当時としては珍しい 冷暖房を完備した客車で運転された あじあ号。

    試運転列車に招待された アメリカの報道関係者は

    世界一の列車だ… と伝えたとされています。


    明治政府の決断のなかでも 今に失敗とされる

    日本国内の線路幅1067mm は

    海外標準の1435mmと比べて狭く、高速運転に不利なことが

    早くから分かっていました。


    一時は、標準軌 への改軌が真剣に検討され、

    その時の 技術検討 は 当地にて生かされています。
    

    また、この機関車は…

    いずれ 東海道・山陽本線 の容量は限界に達するとして計画、
    
    一部で 土地の買収が開始されていた
    
    戦前の 東京-下関 間 の 弾丸列車計画 の
    
    牽引機関車のベースモデルとも見られていたようで

    そのまま、全長を伸ばして 車輪を増やしたかのような
 
    機関車の基本計画図 が残されていることは は

    ファンの間では有名な話しです。



    やがて、戰局の悪化に伴なって


    あじあ号 は運転を終了。


    弾丸列車計画 も中止となってしまいましたが。


    買収を終え、すでに掘削を開始していた 新丹那トンネル は

    後に 東海道新幹線 用として使用。

    買収されたが進んでいた土地の一部も 活用されています。


    また… 敗戦により 失業した 軍の技術者を

    技術流失 ・ 失業対策 のために 鉄道総合研究所 で引受け

    電気 ・ 航空 ・ 通信 ・ 機械 などの技術者が集ったなかで

    航空技術を応用した高速電車 という夢が語られることとなり
    

    当時… 鉄軌道では 不可能とされていた 200km 運転を

    実現させていくことになります。


    世界中の多くの国が採用している 1435mm幅 ですが

    その多くの国が、アメリカ、ヨーロッパ、カナダ製車両を輸入しています。


    もしも日本が標準軌だったら…

    敗戦により、アメリカの統治下に置かれた時に輸入され

    それらの機関車を使うことになったのではないでしょうか!?

    歴史の因果を感じます。


    パシナ機関車 は…

    その後… 長く 所在が分かりませんでしたが
    
    1980(昭和55年)夏、中国の蘇家屯機関区 にて

    流線型のカバーが外されている姿で、日本人が発見。


    その後、中国人の手により 往時の姿への復元がされ

    現在は 瀋陽蒸気機関車博物館 で保存、展示されています。





    
    

2010年4月28日水曜日

お馴染みのタンデムローター



    アメリカ の ボーイング・バートル社 が開発した

    前後に2つの ローターを持つ 大型ヘリコプター V-107


    私が もっとも好きな ヘリコプター としての位置を

    もう30年以上保ち続けているんです!!!


    軍用 民間用 ともに多数が生産されて活躍しました。

   
    日本では 川崎重工 が ノックダウン生産を行い

    合計で 160機 を製造。

    なんと… 海外への輸出実績もあるそうです!



    後部ハッチからの乗降が可能なことが大きな特徴で

    搭載容量の大きさを生かしての

    自衛隊による 救難 ・ 救援 活動は テレビを通じて

    度々 お茶の間に登場。


    多くの人々を 死地から救う 姿は

    何とも 頼もしい存在でした。


    現在は…

    国内の機体は 全て退役したものの

    
    アメリカ軍では 2014年 まで 現役を続ける見通しで

    主に 兵員 の輸送任務に使用されています。


    後継機 であり、外観上 も 大きな変化の少ない

    CH-47 は 現在も生産が継続されており

    V-107 以上のセールスを記録しています。

    

    写真は カワサキ・ワールド に展示されている。

    川崎重工社有機 の 美濃。

    先に 訪れた 岐阜県 各務原航空宇宙博物館 にも

    陸上自衛隊 が 保有していた 同機 が展示されていますが

    その、近くで生産されていたことに 因む名前なのでしょうか?






 

コクピット



    コクピット …


     乗り物好きの方は もちろん

     そこまで興味を覚えない方でも…


     多くの方の憧れを集める場所ですね!


     一見しただけで 空 もの の コクピット と

     分かる… かな?


     エレクトロニクス を多用し

     多少はすっきりしたような感じを受ける

     最近のものと比べると アナログ 感たっぷりで

     操縦の方も 一層 難しそうに感じます。


     これは 軍用、民間用 を 含めて多くの種類が生産され活躍した

     多くの方にとっても 馴染み深いであろう  ある機体。


     私は …の なかでは 一番好きで

     川崎製 というのも 古くから知っているんですよ!


     その ある機体とは?


     今晩にでも その写真を 公開します。

     
     さぁ… 何でしょう???




2010年4月27日火曜日

ZZR1400



    2006年 より 販売されている

    KAWASAKI の フラグシップモデル。

    
    試しに調べてみたら お値段…  142万円  なり~!!!


    エンジン系の 企業博物館 に行くと 何が嬉しいって

    当たり前のように フラグシップモデル や レースモデルが

    置かれていて、かつ撮影が自由なことでしょう。

    おまけに… カットモデル なんて置かれたりしていますから

    写真撮影 も腕が鳴ろうというものです!!!


    できるだけ メカメカしさが出るように、また美術品のように

    見えるようにならないかな!… と狙ってみたのが この写真。 


    Mミュージアム の時でも そうだけど

    787B や 颯爽  そして… この ZZR1400 あたりを

    眺めた時の 高揚感は 子供の頃ならいざ知らず

    最近は、そうそう味わえないなぁ!!!


    カメラ が デジタル一眼 である事をいいことに…

    最近は こういう コレクションホール に出掛けると

    全車種撮影 を目指しますし、今回も達しましたけど

    それなりに神経を使いますから…

    終わったら、なかなかの タイト感が味わえたりします。


    体力をしっかり残してから出かけましょう!!!

    力ない写真は、分かるからね~


    そういえば…私 先日の

    行きたい 企業博物館 で


    三菱 ヤマハ スズキ を抜かしていましたね。

    私としては ヤマハ が気になるな~ あるんでしょか!?


    現在、検討中の 箱根 ・ 静岡 編 というのもありますから

    その時あたりに、組み込めないものか

    調べてみる価値はありそうですね。

    

2010年4月26日月曜日

44年間の顔



    1964(昭和39)年の開業から

    2008(平成20年)年の運用終了まで…


    44年もの間 新幹線 の顔であり続けました。 


    開業以降、予想以上の営業成績を収めた 新幹線。

    開業後に、編成両数の増強を行い

    同じ編成の中で、車両の年齢に差ができたことや


    開業した頃から 国鉄の赤字が深刻となり始め

    新車を開発する余裕が無くなったこと 等が理由となり

    初代0系を、マイナーチェンジした0系で

    置き換えていった結果…

    異例ともいえる 44年間もの活躍となりました。


    それだけ、優秀な車両であったという

    ことでもあります。


    言わずと知れた 0系東海道・山陽新幹線電車 ですね。

    これも、川重製 です。


    この顔に馴染みを覚える方は

    昭和時代の記憶がたっぷりな方でしょう。


    最初に受けた印象は、忘れるものではなく…
 
    今でも ホーム に立つと この電車が入ってくるような

    感覚を覚えるのは、私だけではないでしょう!





2010年4月25日日曜日

カワサキワールドへようこそ!




     ポートタワーの足元に…

     港のシンボルとして 船の帆をイメージした建物が見えています。
     

     それが  神戸海洋博物館


     そこに同居する形で… 青いビル に本社を持つ

     川崎重工 の企業博物館。


     カワサキワールド があります。


     こういった施設に入る時 いつも気になるのが
     写真撮影の可否ですが、 神戸海洋 の 不可 に対し
     カワサキワールド は 可。
     やや、不思議な感じもしますが、企業博物館は
     企業宣伝に重きを置くためなのでしょうか
     概ね、可なことが多いですね。
     

     川崎重工…

     日本の近代史と共に歩む この会社は
     それこそ、ありとあらゆる産業機械を製造しています。


     写真 奥のパネル で それらを俯瞰しています。
     

     つばめ・ミュージアム で 紹介したもの であれば…
     
     国産の H-2ロケッ ト の一部。

     500系新幹線 の車両も分担製造しています。

     その他

     船 、 重機 、 バイク  etc

     何か一つをとって これが …ではないのが
     重工らしくあります。



     そういえば… ふと 目に止まる写真。

     初代社長の 松方幸次郎 さん…???

     聞き覚えがあるなぁ え~っとぉ?


     あっ、そうそう…

     国立西洋美術館 の 収蔵作品 の ベースとなっている

     松方コレクション の 松方さん ですね。

     よ~やく 繋がりました。


     ところで ところで…

     先に書いてしまいますと。

     つばめ・ミュージアム としては 企業博物館。 
     特に 自動車・オートバイ 系について
     マツダの M ミュージアム や カワサキワールド 以外も
     早く訪問したいな~ と思っています。 ( 切望に近いな!? )

     …なぜかというと。

     個人の所有する乗り物は
     写真は撮らせて戴いても、ナンバーの関係で
     展示に使えないんですね。

     ( 岡山で見た ハーレー の時、よほど頼もうかと思いました。 )

     よく、ナンバーをモザイクして使った写真を見かけますが
     これは、これで 私自身はやりたくないんです。


     そんな訳で…

     夢は トヨタ  ( 愛知編で計画に入っていましたが、強雨で断念。 )

         ホンダ ( 行きたい度、ナンバーワン です! )

         日産  ( フェアレディ や GTR の名車かぁ ♪ ) と

     そうしたら… ミュージアム の 自動車・オートバイ 系が
     格段に増えるのになぁ~。

     夢は拡がります!!!


     そう考えると…

     公の乗り物 というのは マナーさえ守れば
     撮影しやすいんですよね。