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2014年6月14日土曜日

思えば19世紀は・・・



・・・とある本のなかから。



思えば19世紀は紅茶の世紀でした。


そして20世紀は間違いなく石油の世紀。



だとすれば21世紀は・・・



何かと、短いスパンで物事を考えることが多い今の時代。


なるほど、こういう考え方もあるのかと。




果たして何だろうか!?





2014年2月1日土曜日

手に書く




会社を訪ねて行って・・・


ふと・・・


受付に出ていらした方の 手もとだったり



スーパーで買い物をしているときの


レジを打っている女性の手のひらだったり。



あ、この方も 行っていらっしゃいますね~ 手へのメモ書き!


けっこう、よく見かけます!


人によっては、何行かにわたるメモだったり。



そのような習慣の無い私なんかがみると へ~~! って感じなんですが



確かに、便利ですよね~!



手帳だと、書いて安心してしまい、肝心の内容は忘れたりって事があるのですが


自分にメモする訳ですから忘れないですしね~!



で・・・ 自分に書いてみました!

思いつきで書いたものですから、字が上手く書けない。。



あれって、書いている人を見ると、内容までは分かりませんが

けっこう綺麗な字で、細かく丁寧に書いていますよねぇ。。。




2013年12月15日日曜日

「数学」  苦手なんだけど、克服していきたいと!!と考えていらっしゃる方に!




私は けっこう 数学 が 苦手な方です。。



それだけに・・・



丁寧に、解りやすく書かれた数学の本というものが無いかなぁ!?と


時折  数学の本のコーナを眺めていることあるのですが・・・


おっ! これは良い本じゃないか!と


しばらく夢中になって立ち読みした後に 買ってきたのが



こちら







親子で学ぶ 数学図鑑 基礎からわかるビジュアルガイド


キャロル・ヴォーダーマン 著 渡辺滋人 訳  総元社


原著は英国で  Help Your Kids Maths


本屋の歩き方、好著の見つけ方ではありませんが


こういったビジュアル系科学関係書籍の訳書というのは

日本語に訳すだけの価値あり!と判断されているだけあって

総じて 良い本である事が多い気がしています。


こちら ちょっと良いお値段ですが、数にまつわるビジュアル事典 として

世代を問わず、楽しめますし、役に立つのではないでしょうか!?


私は どうも数字が苦手でしてね~ という方にお薦めです!!




2013年3月1日金曜日

・・・とある、設計図



線の一本、一本


一文字、一文字について、精根込めて描いていっている様子が


瞼に浮かぶような気さえしてきます。



よくぞ、残しておいてくれたものだなぁ~!



時が、時ならば・・・ 保存している事が見つかれば

相当の処分が課せられたに違いなく


人知れず、保管しておくには それなりの覚悟が必要だったことでしょう。


後に・・・


それらを保存、公開するための施設が作られ

今、こうして 私達が 目したり、写真に収めたりすることができる・・・


あれも、これも


平和な世の中だからこそ、可能な事なんだなぁ・・・・


平和って良い物だなぁ!!



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2013年2月4日月曜日

平家納経 ~ 竜宮と浦島太郎と玉手箱 ~



昨年の秋・・・


満潮時に、海没した、厳島神社を訪れた時に見た景色の印象から

私の中で、ここを 竜宮 と通称しています。



そして、ここを訪れる度、毎回ではありませんが

私は、お守りなり、資料を、神社の売店で買ってきます。



学生時代・・・ 専門的に歴史を学んだ訳ではない私にとって

子供の頃から親しんでいるこの建物について

さまざまな角度から リサーチしてみることは

そのまま、歴史への接し方を考えることにも繋がるんです。



ですから 厳島神社について書かれた

資料を見つけたら、できるだけ目を通してみるようにしています。


この本は、秋に訪れた時 購入してきた一冊


全三十三巻の美と謎  国宝 平家納経   小松 茂美 著


海上に浮かぶ、大鳥居や社殿群 などと共に、


広島に馴染みがあって、美術に興味の覚える方ならば

一度は眺めてみて欲しい 平安時代の工芸技術の粋を凝らした巻物。


地元贔屓を差し引いたとして、

国内にある、紙に描かれたものとしては、

最も美しいもののひとつではないかと思っています。



鉄道員として就職の後・・・


原爆で死線をさまよっていた時に見た、平家納経公開の新聞記事に

一度は実物を眺めたいと願うようになり、それを機会に

徒手空拳で、平家納経の探求の道に身を通じていった著者の

その 学究の集大成。


はじめに・・・ の最後に


本書は著者六十年の一念をここに終焉させる。 


・・・とあり、この後に逝去されています。


この一文を書く時の、著者の心境はいかがだったものなのでしょう


学究の末 解明出来たこと、心残りとなり、後の人に託したい事。


人 一生の仕事と、喜びについて 考えさせられる一冊となっています。


まるで 竜宮城の浦島太郎のようなお話ですね。


( しかも、ここの祭神は 宗像三女 なんですよね。 )


このお話・・・


子供の頃は、玉手箱について なんで渡したのかなぁ 怖いな~ なんて思い

何かの教訓のように感じていたのですが


最近は・・・


夢中になるものを見つけ、それに向かって駆け抜けていく

人生の短さを伝えるものなのではないかな~と思うように。


皆さんは、どう感じられますか!?


うらしまたろう の おはなし は


玉手箱を開いたところで終わる・・・ ( でしたよね!? ) のですが

私は お爺さんになって後の 

浦島太郎 の、その後が気になるのです。


幸せな人生だった!・・・ と感じていたのじゃないかなぁ~!?



2012年11月20日火曜日

貴重と思われるものについて、丁寧に保管措置を取っておく・・・素晴らしさ



歴史的な産業遺産を残す


・・・という点において


鉄道会社というのは、他の産業の会社と比べても、熱心な方ではないかなぁ!?

と思うことがあります。


とりわけ・・・


JR各社は、そのエリア内において

発足後・・・ 鉄道博物館の整備を進めてきました。




国鉄時代の、昭和40~50年台において、

あたら 貴重な車両を潰してしまった、恨みもあるんじゃないかと思うのですが

引退する車両で、歴史的価値がある車両なんかだと

とりあえず、博物館に、持ち込む予定の無い車両だとしても、

しれ~~っと、工場の片隅なんかに保管しているんですね。


引退 = 工場に運び込まれる =  解体。。


・・・という、流れからすると


あの機関車も、解体されちゃうのか~ な~んて思わされたりするんですが


しばらく後・・・


車両基地祭りなんてイベントで、

化粧直しして、展示されていることが伝えられて、驚かされることがあります。



・・・とはいえ、



旅客鉄道会社なんかですと、相手が「人」ですから、

CMやショールーム的な、意味合いもあるかな!?とも思えるんですが


JR貨物 さんが、歴史的な車両に対して、保管措置を取っている事と、

その熱心さには、驚かされるものがあります。


そんな JR貨物の、コレクションホール!? (・・・と私は、勝手に呼んでいます!)的な

 役割を果たしているのが JR貨物広島車両所 です。


写真は・・・


今となっては、本線に接続した線路上に載っているものとしては

ロングデッキを持っている、唯一の電気機関車でしょう。


EF59-21


1937年製造 かって、東海道で活躍した EF56-2 で、

後年 改造を受けて EF59を名乗り

セノハチの勾配の後押し用として、長く活躍したもの。


引退から、もう かなり年月が経過していますが

時折、手が入れられているのでしょう。 綺麗な状態を保っています。



最初に・・・

「どうも、JR貨物で大切に保管しているらしい。」と気付かされた時には、

驚かされました!!





私たちの年代の男性で、


この写真を肴にして、思い出が語れる方も、多いのでは!?


手作り感満点で、

イベントの時に用いるために、少しづつ作り貯めていっているものでしょう。

つばめ号もありますね~!




今回は、私は出かけられませんでしたので、

I さん、提供の写真を使わせて貰っています。

このデータ、好きに使っていいよ!・・・とのことなので、

折に触れて、使わせて頂こう!と思っています。 ご提供有難うございます!


※ 2012年11月22日、文章を手直ししています!



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2012年4月14日土曜日

消え去りつつある風景だけど・・・



私の祖母は・・・


もう、ずっと以前の事ですが、呉服店を営んでいました。


・・・その頃、というと


まだ、街ゆく人の中に、着物姿の方を見かける時代ですから、

まちの服屋さん って感じで・・・

高価な着物なんかよりも、
下着や靴下、ストッキングといった日常衣料の方が、よく売れていたのだとか。

今のような、大型店なんて、あまり無かった時代ですから、
少なからず、そういう需要もあったのですね。


私も、まだ幼くって・・・


店で 祖母といる時間には、反物を引っ張りだしておもちゃにしようとしたりして、
何度か叱られた 懐かしい思い出があります。


常連さんや、隣近所で、お店をやっている方々が、
何かと遊んでくれたりしたもので、
あまり、退屈した・・・といった覚えが無かったなぁ。


あるとき、祖母に・・・


ねぇ・・・ いつも来るおばちゃん・・・ 話の方が多いね。 なんて
尋ねたことがあります。

あまり、店のレジスターが動く姿を見かけることが無く、
子供心にも、心配だったのですね。


そんな事は無いよ、何かと注文してくれる方なんよ!
この間もね・・・


これは、ある程度、後に気づいたことでしたが

そういえば、その方々は・・・ 話ついでのようにして、
よく、反物を、眺めて帰られていたなぁ。


こんにちは! と入って来て、

ほいじゃぁ、また! なんて言いながら帰られていた常連さん・・・


下着を買い求めに来て・・・ あぁ、ここに店があって助かったわ ありがとう! と
安堵して帰っていく作業員風情の人・・・


こんにちは!・・と入ってきて、ありがとう!・・・と帰っていく人、多かったな。


そういえば、あの頃は

私も、 こんにちは!・・・と入っていく近所の店が多かった。

そのお店の、おじさんとおばさんを、よく知ってて、
時々、娘さんが手伝ってて・・・みたいな。


そして・・・ 今


コンビニやスーパーのレジに並んでいて、
ありがとうございます! と店の人、何も言わず立ち去るお客。

世の中を賑わす、奇っ怪な事件の縮図が、
こんな、日常の風景の中にあるのではないだろうか!?

これで、良かったのだろうか?・・・と、思いながら
まだ、幼かった日を思い出すことがあります。


写真はイメージですが、こんな店・・・ 近所にもありました。


2012年3月11日日曜日

i INFOのかわりとして・・・ 陸前高田から気仙沼へ



バス発車時刻が迫ってきました。


とうとう、お店の一軒すら見つからなかったなぁ・・・。


そんな事を考えながら、

陸前高田市仮庁舎前のバス停に向かって歩いていきます。


そういえば・・・

朝、軽くパンとヨーグルトを食べて以降、何も食べてない事に気づきます。


いつもならば、昼になれば 待ちかねたようにグウと鳴るお腹が

日暮れ近くなっても、お腹が空いているような気すらしません。


自分が思っている以上に、

体の方がショックを受けているのかも知れないな・・・

帰るまでに、しっかり詰め込んでやらなくては。


何をお腹に入れようにも・・・

とうとう、仮庁舎の外の飲料の自販機以外にお店は見つかりません。


そういえば・・・ 高田の一本松が見つからなかったなぁ~。


いよいよ、高田を離れる前、


バスの車窓左手に見えました・・・

地元の人にとって自慢だった、高田松原の中で唯一残った松。


一瞬の出会いでしたが・・・


瓦礫と荒地が広がる風景のなかで、

唯一 この一本のみが命の痕跡を示していて

我、ここに松原のあった事を示す! とでも言わんばかりに

立ち尽くしているように見えます。



いかに津波被害が大きかったかは、この沿線からの

一枚からだけでも伺うことができます。




バスを降りた、気仙沼でも列車の発車まで一時間半あります。


私は、初めて訪れる土地では、

可能な限り歩いてみることにしていますので、

暗くはあるのですが・・・ 被災した市街地まで片道20分を歩いてみることにします。


駅からは、少しづつ坂を下るようにして商店街が並んでいますから、

歩道は狭いのですが、照明は明るい、


駅から10分ほど歩いたところで、ほぼ平地に

急に・・・ 崩れたり、明かりが点ってない建物が目立ちはじめてきます。


すでに修理は難しいような建物でも、そのままとなっていて、

転倒しないよう、足下をしっかり見ながら歩いていきます。


桟橋に到着・・・


すでに・・・ 歩道と車道の境は明確ではなく、周囲も暗い。

車が後ろから現れる度に、道の脇に退避しなくてはなりません。


こりゃぁ・・・ 危ないなぁ・・・


・・・と思いはじめた頃、復興市場が見えてきました。

暗い中、明るい光を灯す姿に感激して

ようやく何かをお腹に入れられる! と思ったのも束の間・・・

あいにく、食事店は準備中。




折り返しの道・・・


周囲が暗い割に、飛ばしながら接近してくる車。


人が歩いているかも・・・ なんて考えないのかな!?


道の脇に退避するたびに、周囲の水たまりからでしょうか

異臭が鼻をつきます。


ヒヤヒヤしながら・・・ 先ほどの駅に向かう上りへ、

やはり、急に明るくなります。


道すがら・・・ まだ時間があるので、食堂を見つけ入ります。


定食・・・ 何分でできます!? と聞いた私に
 

そういわれても、すぐはできないよ。 とおやっさん。


入ったなり、ぶしつけな事を言ったな・・・ と反省、列車に乗る事情を話します。


遅くとも、30分程度で食べ終わらないと間に合わなくなるので・・・


それなら・・・ カレーがいい、すぐ出せるよ!


どこから来たの!?


広島からです・・・ さっき高田に行って来ました、

自分の目で見ておこうと思い立って・・・ 

町がひとつ無くなっていました、惨憺たるものでした。


広島かぁ・・・ 清盛さんがね、厳島神社を

あれは素晴らしいね・・・ 一度行ってみたいねぇ!


・・・と平清盛の事を話しだします。


詳しいんですねぇ・・・


俺は、清盛さんのファンでね!


まさか、気仙沼で、しばしの時間、そんな話で盛り上がるとは思いませんでした。


高田へ行ってきましたか・・・

気仙沼も被害が大きかったのではないですか!?


ここは何も無かった・・・


すごく重みを感じた一言でした。


カレーも・・・ じっくりと煮込まれたていて美味しかった!


私は、朝以来何も食べていなかった事も話し、
感謝を伝え、店を後にしました。


この数年のうちに食べたカレーで一番の味に感じられ、

言葉とともに、強く印象に残るものでした。



やはり・・・

通りにあった古道具屋で見かけた、イヌとネコの置物。



君たちは、どんな風景を眺めてきたんだい・・・!?


昨年の・・・ 3月11日の東日本大震災から一年を迎えました。


地震と、それに続く津波での死者は1万5千人を超え、
なお、3千人を超える方が行方不明のままとなっています。

お亡くなりになられた方に対し、あらためて、ご冥福をお祈り致します。

また、身元不明の方が一時でも早く家族のもとに戻ることが
できるよう、願っています。

震災と津波、原発事故により、多くの方が被災地域を離れる事に
なったことに対し、お見舞いを申し上げます。


2012年2月23日木曜日

大きな生き物たちは・・・



体のサイズが大きな動物というのは・・・

動物園のなかでも、

子供達の人気を集めるものが多いですね!


大人になったら、なったで


重力に逆らうことの大変さがわかってきますから

これまた別の意味で 凄いな~! って思えてきます。


果たして 恐竜なんかは、どうなっているものなのか!?


試みに・・・ 当館蔵の


生物の進化大辞典 (河出書房新社) のページをめくってみますと、


図で人との大きさとの比較が、種類ごとに添えられているのですけど、


何十倍なんだろう!? って思う恐竜が出てきます。


いったい どうやって暮らしていたものなのか!?


常々・・・ 年代が古過ぎて、

永久凍土層のマンモスのように、肉付まで残っているものが

出てこない事が残念に思えます。




遙かなる、進化の・・・  一方の端より望む。


2011年11月29日火曜日

博物館のススメ  ~ひとつでも心に残る何かを求めて~


博物館にしても美術館にしても



時間に余裕がある時には歩いてみると・・・



何かひとつくらいは



何だこりゃ!?



・・・がある筈。


この、何だこりゃ!? って、とても大事なことで、
その知識なり、経験なりってものが
後のどんな役に立つかなんてわかりません。


博物館がひとつある。


美術館が知られている。


資料館が目の前にある。



な~んだ・・・ 


自分の興味の対象からは外れているものかも知れませんが


時間があれば・・・


迷わずに入ってみましょう!



どんなに小さな設備であろうとも・・・



おおよそ・・・博物館、美術館、資料館と名のつく建物は
ひとつの知識体系であり、
発見やら維持管理などに莫大な費用と情熱が費やされている類のもの・・・


そこに、それが建っているには、それなりに理由があって、


その中の 何か一つでも心のなかに引っかかるものがあれば、
それだけで、自分にとっては儲けものってもんです!


写真は・・・


えっ!?


こんな大きくて、きれいな自然ガラスの結晶ってあるの~!?・・・と感心した


火山ガラス


ちょいと調べてみると・・・

綺麗な結晶ってあるものなんですね!


温泉や噴火活動など、私たちの生活にも密接に関わる


火山

・・・に関係すること


調べてみる意味がありそうですね!



2011年11月22日火曜日

ゆかり ~ 歴史の醍醐味 ~


今回の山口行きのなかでも・・・


特に訪れたかった場所。


落ち着いた風情を漂わせていますね!


山口のまちのルーツともいえる場所に立つお寺。


もう随分と前のことですが・・・


NHK大河ドラマ 毛利元就 にて

渋みのある演技で親しまれ、私の好きな俳優(怪優)さん 一人だった

細川 俊之 さんに

風間 トオル さん、陣内 孝則 さんの好演を見て以来・・・


いつか、このことの歴史について触れてみたい、書いてみたい

・・・ と思っていますから 何かと気になる存在です。



そして・・・

これは若い方に特にお薦めしたいことなのですが、


ぜひ・・・ 時間のある時にを見つけて

自分の生まれた地域の歴史について調べてみてください。


博物館に行ってみるのも良いですし、大きな書店の地域史のコーナを
歩いてみるのも良いでしょう。



信長、秀吉、西郷、坂本といったビックネームもいいのですが・・・
あまり手垢がついてない歴史の方が、本当のところは面白いように思います。


歴史、伝統、文化を知り、ぜひ・・・それらについて
自分なりに考えを巡らせてみてください。

できれば、息吹を感じれるようになるくらいに・・・



それらを知る喜びやメリットは、学ぶ今もさることながら、

自分がひと歳とった時に

ひしひしと感じられてくるものと思います。


2011年7月21日木曜日

道に想う


   自動車で道路を走っていて気づくことがあります。


   特に、都市間を結んでいる国道って歩道が無い。


   正確に言うと・・・ありますね、いや路側帯かな!?

   人がすれ違うことすら難しいような歩道で、
   わずか数十センチ横を車がバンバン飛ばしていきますから、
   実際に歩こうと思ったら、勇気も必要ですね。


   もう一つは、住宅街。

   きっと、昔は人や馬なんかと車が
   分け合っていたんだろうなぁ・・・と思うような道。
   
   車は進入禁止にしても良いのでは!? と思うような30キロ制限の道を
   20キロオーバーくらいで、車やバイクが走り抜けていく。

   ぼんやりしていたら、跳ね飛ばすくらいの勢いです。


   今の若い方だと、全く実感が無いかも知れませんけど、
    
   私の子供の頃は・・・ このような道って、未舗装が多かったんです。
   幼い頃、雨の日の水溜りを避けながら歩くことが
   楽しかった覚えがあります。

   ピッチピッチ、チャプチャプ、ランランラン♪ なんて

   今の都会の子だと、実感として湧かないでしょうね。

 
   小学校に入る前の頃でしたか、アスファルト舗装化が一気に進みました。
   水溜りを避ける楽しみは・・・ もう卒業していた頃とはいえ、
   子供心にも一抹の寂しさを覚えました。


   便利さと共に、失ったものは大きかったんですよ。


   欧米の「広場」文化に対して、日本は「路地」文化です。
   
   人の付き合いも、

   子供の遊び場も、

   お年寄りの散歩、

   「道」という名前の「広場」に展開していた文化は
   「道路」化と共に、いつの間にか消え去っていきました。
   
   それまで幾年も重ねた文化を一気に過去のものへと押しやったんです。

   間もなく・・・

   道のほとんどを自動車交通が占める時代となり
   僅かの歩道を歩行者と自転車、コミュニティで細々と分け合うことに。  

   本来の優先順位からすると逆なのでは?

   今にして思うのは、人の心への影響が深刻であることでしょう。


   今後は、もう少し顧みられても良いのでは無いかと思います。


   写真は・・・ 日本一立派な歩道!? しまなみ海道。


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