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2011年7月9日土曜日

珍しい連結作業


   今日は、ちょっと珍しい風景をご紹介しましょう。


   何をやっているか分かりますか!?



   これは・・・

   機関車と客車を連結しているところなんです。


   でも、ちょっと風変わりな感じがしませんか!?

   作業員の方が、手作業で連結しています。


   これは ねじ式 とか バッファ式連結器 と呼ばれるもので、
   鉄道開業当初に採用されていた連結器なんです。


   それでは・・・ これを、どこで見たのかと言いますと

   博物館明治村 です

   もはや、全国的にも、ここでしか眺めることのできない風景・・・。
   
   といいたいところなのですが・・・

   残念な事に、老朽化によって昨年から、期限を定めずに運休されています。

   
   さて・・・ この連結器。

   強度や連結作業に支障がある、走行中に解放する、という事故が多発した事から、
   日本では、より安全な物への取り替えが計画されまして・・・。


   綿密な計画のもと、


   車両には、予め必要な準備工事を施し、

   普段は連結したままとなる事が多い客車などは、
   客車どうしの、中間だけの工事を先に済ませておき、

   全国を移動することになる貨車は、出先で交換できるように、
   予め、新しい連結器をぶら下げておき、

   交換を担当する作業員に対しては、作業がスムーズに進むよう練習を行い、


   1925(大正14)年7月17日。


   特に数が多い貨物列車については、その日の全列車を停止させて、
   一斉に交換作業が行われました。


   この手の作業には、遅れがつきものなのですが・・・。

   夜明けから作業を開始して、日没までには作業を完了。

   翌日からは、安全性が大幅に向上し、現在もその改良型が使われている、
   自動連結器での運転へと移行しました。

   世界の鉄道史に残る偉業とされているんですよ!


   ちなみに・・・

   当時、すでに路線網が発達、各国の列車が相互に乗り入れ
   運転を行っていたヨーロッパでは、交換は叶わず、
   信頼性の向上していく後々まで連結器の問題に悩まされ続けることとなりました。


2010年12月25日土曜日

ステンドグラスの明かりに包まれて・・・



      荘厳!!!

      
      写真は 博物館明治村 の村中にある。


      聖ザビエル天主堂


      昨年 6月に出かけた 愛知・滋賀 編 での一コマ。

      ( 愛知観光のつもりが 強雨で 滋賀に落ち延びた。  ・・・ってコースですね! )



         昨日の写真は 薔薇窓 というのだそうです。


      今は この地に移築されていますが・・・

      
      その昔 京都 にあった教会です。


       ( 明治村には3つ教会が移築されているのですが そのうち2件が 京都 のもの

         もう一件が 長崎 で お寺のイメージが強い 京都 の教会2件というのも面白いですね!)



          余談になりますが・・・


        私は、毎年 この時期なると 2枚のアルバムを取り出して聴きます。


        一つは ベートーベン の 第九 と

        もう一つは ヘンデル の メサイア


        こういう絵によく似合う この2つの楽曲に 共通しているテーマは


        生きる喜び、命の賛歌

       
        それは そのまま、つばめ・ミュージアム が開館以来

         貫いているテーマ でもあるんです!!!


      ※ 急いで展示追加したため、段組が目茶苦茶でしたね~
            ごめんなさい。 しかも修正ができない~。


       
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2010年7月29日木曜日

もしも、当地に残っていたらなぁ…



    もしも、当地に残っていたらなぁ~。


    つばめ・ミュージアム を 始めてから

    訪ねた建物の中でも、ひときわ印象に残っているのが


    写真の…


    帝国ホテルライト館


    自然の光が やわらかく ロビーに注ぐ

    豪華だけど、華美ではない空間。

    フランク・ロイド・ライト が 日本に残した 大きな遺産。

    
    確かに一等地…

    高度利用 を考えない訳にいかないだろうけど


    それでも、衆知を集めて

    当地に残す判断とできなかったものかなぁ。
 
    明治村 に 玄関だけでも残り、眺められるのがせめて。


    残っていれば… 何度か泊まりに行ったのだろうに。


    取り壊されたのは、1968(昭和43)年

    時代に取り残されたものは、惜しげもなしに

    潰した時代のこと。


    
    後の時代になって…

    東京駅の改築、高度利用なんて 話が出た時も

    呆気にとられたけれど…


    バブルが弾けてしまえば

    落ち着くところに、落ち着いた印象。


    これで良かったんだ… と思うことがある。


 


    

    

    

2009年10月24日土曜日

蔵出し展示 PART2 帝国ホテル正面玄関



   旧帝国ホテル正面玄関…





  
   博物館 明治村 での一コマ




   内装は展示されましたが… 外観の写真は展示されて




   いなかったんですね。




   開館のその日に 関東大震災 に罹災しながらも




   華やかな 時代の舞台として使われた後




   この場所に移築されたものです。






   明治村 での写真は まだ多くが未公開です。




   効果的に使おうと思いながら…




   まぁ そのうちに、ということで…







2009年9月21日月曜日

昭和を代表するダンゴっ鼻



   愛知 ・ 滋賀 編 には…




   辛うじて、岐阜 が入っていました。




   昭和を代表するダンゴっ鼻…




   各務原航空宇宙博物館 に展示の




   YS-11 型 旅客機 を 正面から撮影。






   なんとも、可愛らしいですね!









2009年9月2日水曜日

フラワーパフォーマンス



   フラワーパフォーマンス…




   最近、花の絵が少ないなぁ~ということで登場して貰いました。




   明治村に行った時に撮影していました。




   聖ザビエル天主堂 です。




   この写真、気に入っていたのですが…


   外観写真の水平が取れていないために、お蔵入りしていました。


   これは、結構 気になるもので…


   以降は、水平に注意を払うようになっています。


   わからない時は、何枚も撮っておくようにしています。



   
   そんな、こぼれ話もありましたが…




   この時

   
   イベントとして 華道家 前野博紀 氏の


   フラワーパフォーマンスが行われていました。



   素晴らしいまでに 花 花 



   そして、驚くほどの芳香が漂っています。


   

   香料か何かを使っているのでしょうか?


   

   気になって、案内の方に尋ねてみると…


   

   主に、百合の匂いですよ…


   どうぞ、鼻を近づけて匂いを嗅いでみてください…と



   ※ 名前の誤りを修正しました。







 

2009年7月7日火曜日

汽笛一声!  夜汽車の旅路



   そろそろ 広島に戻る列車に乗りましょう…




   広島開業に合わせて 開業から少し日の経った


   明治27年(1894年)7月7日に時間を合わせ…


   日の傾いた 新橋停車場からの列車に乗ることとしましょう。




   当時の時刻表によれば…


   新橋を16時45分に出る列車は 翌日の12時50分神戸着


   急行は まだ無いようで 各駅に停車しながらの


   東海道中だったようです。




   私は東京芸大収蔵の 赤松麟作 「夜汽車」 という絵を


   学生時代 美術の教科書で見たのですが 


   今の時間がちょうど こんな感じだった事でしょう。




   当時は 潮風がさわさわと撫でていたのでしょうね。


   新橋停車場を 後に汽車はゆきます。




   汽笛一声 新橋を はや我が汽車は離れたり


   愛宕の山に入り残る 月を旅路の友として ♪




   写真は明治村の汽車。 厳密にいえば


   違うものですが 当時の風情をよく残しています。


   ちなみに 神戸からは13時45分発 22時16分 廣島着が


   山陽鉄道 廣島開業時刻表に示されています。




   今週は頑張ってんなぁ~ですが これで一段落。


   さぁ、関西編ですよ。







   

2009年7月5日日曜日

鉄道局 新橋工場



   明治22年(1889年)建築というのですから


   もう 軽く100年を越えた この建物…


   実は 初登場ではありません。




   明治村では 先日、紹介した御料客車


   収めるために 使っています。



   
   どこか モダンな雰囲気が漂っていますね。



   ※ 年号を間違えていましたね…修正しました。




2009年7月3日金曜日

天空を目指せ!!!








  今日は ちょっと…別なお話。








  2008年10月11日の夕方…



  乗鞍岳登山のガイド同行 バスツアーに参加する私は



  広島駅高速バスターミナルにいました。




  翌日一番で 乗鞍スカイラインに入り


  乗鞍岳登頂を目指します!




  山陽 名神 東海・北陸道を突っ走り



  高山で歩みを止めたのが 午前3時



  トイレに降りた時の 寒かったこと…




  そして かってないほど 満点の星が夜空を埋めています。



  星図なんて無くとも 天の川 や プレアデス星団



  じっくり観察できるのです ♪




  いつか3000メートルからの景色を眺める…



  発想はいいとしても…  こればかりは お天道様頼り



  3回はチャレンジしよう… その心づもりで予約したのですから



  せめてでもの 救いです。




  果たして 翌12日は快晴!



  周囲の景色の素晴らしいこと…



  惜しむべきはカメラ。 試運転段階で 絵が優れません。




  これほどの 快晴に恵まれることは 多くありませんよ…



  登山ガイドさんの言葉が 全てを表しているような登山行でした。




  初心者でも気軽に…の乗鞍岳3025.6mですが



  空気が薄いため、やはりそれなりにですね。




  帰りは 下の温泉で旅塵を落とし



  事故渋滞の影響を受ける 名古屋を避けて



  東海・北陸道を北進 日本海を経由して帰広。




  つばめ・ミュージアムは開館前だったため



  展示としては使われませんでしたが



  エピソードとして 触れているところがありますね。



2009年6月30日火曜日

お召し列車



   私は ついに お召し列車を見ることが無かった。




   正確にいえば 最近、JR東日本が お召し電車を


   新造したのだし 天皇、皇后両陛下は 


   今後も 列車での旅を されるでしょうから


   お召し列車を見る機会はつくれるでしょう。




   ここで話すのは 機関車が客車を引っ張る 


   お召し列車のことなんです。




   昭和後期までは 多数運転されていた 


   この方式の お召し列車。


   平成に入って運転は激減


   わずかに 欧州王室の日本訪問時などに


   数回 運転されたのみとなりました。




   今となれば クラシックなこと このうえないのですが


   どこか馬車行列にも 似た姿が 郷愁を誘うのです。




   そんな訳で お召し客車を 観るのも初めてのこと。
   

   見所は 極めて精緻な 車両工作技術、伝統工芸の美。




   廃車後 明治村での公開に向けた 修理、保存工事の始終は


   御料車物語  田邊幸夫 著  ㈱レールウェー・システム・リサーチ社


   に詳しく書かれています。




   ちなみに… 私が見そびれてしまった 平成のお召し列車も


   正式な引退をしておらず


   現在も 東京は大井にある お召し列車保管庫の中で


   大事に保管されてます。





   

2009年6月29日月曜日

日本一有名な!?猫のいる家



   に ゃ ~ ん







   縁側の猫が招きます…





   

   東京都文京区は千駄木町にあった この家





   明治中期の ありふれた民家の形とのことですが





   森鴎外、夏目漱石の2人が住んだことで 





   その姿を 後の世まで 留めることとなりました。









   2人が住んだ期間は 合わせても たったの4年





   しかしながら 森鴎外は 文壇デビュー直後の重要な時期。









   10年後に住んだ 夏目漱石に至っては 





   吾輩は猫である坊ちゃん草枕 と 珠玉の名作を





   次々と世に送ることとなった舞台なんだそうです。




   
   小説 吾輩は猫である は この建物の姿をよく写して


   いるのだとか…




   苦沙弥先生 や 迷亭君 も いるのかな!




   これまで2度、通して読んだことがあるのですが


   さすがに そんな読み方をした事は無いなぁ~




   つばめ・ミュージアム の物語 キャラクター達 も


   どこか この小説の世界を写したようなところが


   あるんです。  それだけに 印象に残ります。





   本は 幸いに つばめ・ライブラリーに置かれていますので


   ざっくりとでも 読み直してみようっと…




  

2009年6月28日日曜日

京都に吹く風








   6月のうちに 訪れた方が良いんではないかな?



   そんな建物を忘れかけていました。

   …といっても 主力の関西勢は遅れ気味… 

   今回は 館員くん にも応援をお願いしましょう!

   彼は ある写真を携えての 京都入り。



   私が入った建物は 京都にあった 聖ヨハネ教会堂 です。

   京都の河原町にあったのですから

   信者が多く訪れる 賑やかな教会だったのでしょう。

   入った瞬間 あれ!? でした。


   何かピリッとした雰囲気が漂っています…。



   そうなんですね6月。

   もうすぐ結婚式があるのだそうです!

   明治40年に建てられたというのですから

   落ち着きがあり 雰囲気満点!

   まだ 新郎新婦の姿は 見えませんでしたが

   演奏の練習などが始められていて


   往事の面影を垣間見るようでした。





2009年6月27日土曜日

西は芝居小屋から…



   おやぶ~ん…




   なんだ?




   東京の 館長は動き出したみたいですよぉ~


   おっとぉ 大阪組も 出掛ける支度をせにゃならん…  


   行こう!


   へぇ!   きゃん!




   …と、その前にぃ 歌舞伎を観ていかねぇか!


   わぁ! 嬉しい…    ただぁ~


   あっし 初めてでやんしてぇ~ 話がわかるかなぁ?


   まぁ おえめなら 新劇の方を喜ぶだろうが…




   今日の演目は歌舞伎らしい…  ちったぁ 教えてやるから。


   ありがてぇ… おやぶん どこまでもお供します!!!


   きゃん! 


   おお ちびは待ってろよ    きゅう~ん ↓




   こちらは 西から…


   元々 大阪府池田市の呉羽神社の戎社の


   近くにあったことから「呉羽座」(くれはざ)と呼ばれた芝居小屋。


   歌舞伎の他 壮士芝居、新派、落語、浪曲、講談、漫才など


   様々なものが演じられた他、幸徳秋水の演説なども


   行われたと 明治村ガイドブックには書かれています。


   今の 市民ホールのような役割ですね。




   演じた方々の中には、藤山寛美、ミヤコ蝶々など


   耳慣れた名前が並んでいて


   一層 親しみを感じていました。


2009年6月26日金曜日

舞台



   うわ~あ…   何これ!




   もちろん、心の中でなのですが…その声は大きい。


   ビンビンと 感じるものがあります。


   ただならぬ建物とは 聴いておりましたけど


   この建物だけでも 遠征してきた甲斐があったなぁ~と


   思わせるほど 語りかけてくる 何かがあります。




   さて 前ふりは これくらいにしておきましょう…


   今回の物語の 一方の出発地は 東京 です。


   時代は… 少し戻っていきます。




   人々の夢、希望、栄光、挫折…


   そのようなものを 吸い込み


   より輝きを増しているのでしょうか?




   日本の近代建築 最高傑作のひとつです。