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2009年9月23日水曜日

保存展示に向けて


   すべての新しいもの、


       すべての美しいもの、


           すべての素晴らしいものは、


                ひとつの熱狂から始まる。




   わたしの好きな言葉のひとつです。






   昭和42(1967)年2月…






   当時の、国鉄副総裁から 運転局機関車課長に


   

   「蒸気機関車を全廃後、一部の機関車を動かすことのできる状態で




   保存できないか」の指示が成されました。




   ただし…




   現場を知っているものほど、残すことの難しさを思ったようですし、




   大っぴらに言いにくいほど、国鉄の赤字が慢性化していました。




   何よりも 当時の 現場の方が驚くほど 斬新な考え方でした。






   結局…




   これらのものを 後生に残すのは 国鉄にしかできない事業と




   関係者を諭し。




   最終的には 当時の 京都機関庫 に保存する事を決定。





   昭和46(1971)年11月16日…






   旭川機関区より、C55-1号機が到着、




   動態保存基地としての 梅小路 の整備が開始されました。




   その後は、各地から次々と機関車が発送され





   昭和47(1972)年10月10日の 開館を迎えます。






   写真の C55-1号 は 昭和10(1935)年 製造。




   終始 北海道を離れずに活躍した機関車で




   多くの方の手によって




   酷寒の中を走る姿の写真が残されています。