2011年3月14日月曜日

バックアップ体制



   1995年1月17日に発生した 阪神大震災

   新幹線の高架も崩壊。

   東西に分断されたまま 運行を再開した、山陽新幹線の行き先が
   「 ひかり 姫路 」となっているのを見て、悔しい思いをした事が
   今も強く印象に残っています。

   その時・・・ もしも、これが近い将来、発生が予想されている
   東海地震 だったなら、その時東京指令所が壊滅していたなら・・・ と
   背筋の寒くなる思いをしたものです。

   その後の、震災による路線の復興後。
   JR東海西日本 の共同で、大阪に 第二指令室 を建設。
   バックアップ機能を整えました。

   鉄道雑誌の小さな記事で確認した時は
   これで山陽新幹線だけでも独立して機能することができる・・・ と
   安堵を覚えたものです。
   
   3月12日(土)・・・ 九州新幹線 が全通。
   これまで、長く JR東海、西日本 の2社で運行されていた
   東海道・山陽新幹線 は 鹿児島より東上してきた
   JR九州 の運営する 九州新幹線 と新線により接続。
   
   これにより・・・ 3社で一本の新幹線を運行する という
   初の区間が誕生することとなりました。
   
   九州新幹線は 東京のほか 大阪、福岡でも運行管理が行える
   体制を取っています。

   さらには、既存の車両より、機能が大幅に見直されたとはいえ
   JR西日本 は それまも運用している N700系 と同じ形式名を持つ
   山陽・九州新幹線専用車両 を 2008年10月には新製、
   博多総合車両所 に搬入し 2009年には 日中のダイヤに混ざっての
   試験運転を煩雑に見かけるようになっていました。
   あまりの準備の周到さに驚いたものです。

   こうした・・・ 万全体制が、開業初日からの安定した運行を
   支えているのでしょう。


   実は・・・ 私は、以前の 首都機能移転 に強く賛成していました。

   今となっては、そこまでは考えていませんが
   今回の復興計画の中に 首都機能 の関西においてのバックアップ体制を
   早期に整える計画を立てて欲しいと強く願います。

   通常時の 国会 も開催することで、地方でも
   広く政治に関心を持ってもらうことも期待できるのですから。
   水が双方を流れることで、物理的に今より
   不正が行いにくくなるメリットもあります。


   今後起こりうるあらゆるシナリオを想定しながら、考える日々です。


   ※ 震災の発生年に間違いがあり修正しています。
   

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