2011年10月2日日曜日

キュウセン 馴染み深く、奥深く


釣りに出掛けたとき・・・ 岩の周りを泳ぐ姿を見たことはあるのですが

先頃・・・ 益田に泳ぎに出かけて・・・ 海の中で見たときや、
みやじマリンで姿を見かけたときは、ちょっと嬉しかったですね~。


キュウセン

瀬戸内地域に住む方なら ギザミ という地方名の方が通りが良いでしょう。

瀬戸内海産のギザミ は美味とされていて、
このあたりでは・・・ 釣魚として好まれる他、魚屋さんに並ぶ姿を、見ることができます。 

このあたりを、軽く塩焼きにして、日本酒で・・・ なんて言ったら、
お腹が鳴りそうですね!

 
鯛に代表される・・・

白身魚を好む人が多いのが、環瀬戸内海地域の食文化の一つの特色ですが、
キュウセンは、関西で特に好んで食べられるのだとか。


そうそう、この仲間を紹介する時・・・

忘れてはならないのが・・・

キュウセン を含む、ベラやブダイの仲間「性転換」をする特徴でしょうか!?

写真の赤い個体は「雌」ないしは「雄」、
緑色の鮮やかな個体は、性転換した「二次雄」であることが
よく知られています。

雌から雄に性転換した個体は、複数の雌を抱える
ハーレムを形成するのですが・・・

こうなってくると、なんだか男と女のカンケイ・・・とうより、
グループ代表といった風情。。。

赤い個体のままの「一時雄」(最初から雄のまま)も存在していて、
雌のふりをして子孫を残す、ちゃっかり組。

例外ありの、変幻自在ということなのでしょう・・・

なぜ・・・ 魚の中でもベラ、ブダイに、このような特徴が
備わっていったのかは?ですが、なんとも逞しい生存戦略です。


余談ですが・・・ 魚の写真を撮るときに、体は横のまま、
頭だけ、こっちを向いてくれると、体の特徴がよく出て嬉しいですね!

先日の鯛がそうでしたが・・・ 概ね、方向転換直前で、
なかなかシャッタータイミングが難しいのが、難ですねぇ~。。。

 

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