2011年4月3日日曜日
平等院をご案内
折角 平等院 を紹介したのですから・・・
もう少し 歴史 や 関連の文化財 についても触れていきたいと思います!
平等院・・・ といえば 藤原氏 ですね。
元々は貴族の別荘として使われていた場所を
藤原頼通が、末法の初年とされた1052(永承7)年 寺院 として改め、
その翌年の1053(天喜元)年 西方極楽浄土を、この世に現出させたような
・・・と言われる 現在の 鳳凰堂 を落成させました。
堂内には 定朝作とされる 本尊の 木造阿弥陀如来坐像 が安置されています。
ちょっと珍しい事に・・・ この 木像 は 鳳凰堂 を正面にすると
池越しに しっかり・・・ とは言えないまでも 格子越しに何となく見ることができます。
人々は 正面の 阿字池 越しに ご本尊を拝み
西方浄土に行くことを夢見たのです。
ちなみに・・・ 鳳凰堂 と呼ばれるようになったのは
意外にも 江戸時代頃 からなんだそうで・・・ その建物が 鳳凰 を思わせるとか。
( 実際、その通りですね! )
屋根上に「鳳凰」が乗っているから・・・ とも。 ( これはこれで一票投じたい! )
私たちは普段から・・・ えら~い人がそれらしく付けた名前のセンスがイマイチだと
こぞって使おうとしない例 をいくつも見せられていますから・・・・・。
鳳凰堂 こそ 衆人、皆 こぞって納得のいく名前だったの と思って良いのでしょう。
さて・・・ 平等院のチケット売り場で 入館券を手にしても 木像 を眺めることは
できず、別に 特別拝観料 が必要になりますが・・・。
平等院の宝物を展示する立派な「 鳳 翔 館 」 には入ることができますので
じっくりと眺めておきたいところです!
まずは・・・
鳳凰 現在、屋根に置かれているものはレプリカですが
ここで間近に、国宝に指定されている本物を眺めることができます。
そして・・・ 極めつけは 木像雲中供養菩薩像。
一体一体が、大変貴重な そして個性的で穏やかな表情を持つ
仏像様達とじっくりとご対面!
もう一つは 梵鐘 日本三名鐘の一つに数えあげられるほどのもの。
昔の60円普通切手が、この梵鐘で・・・ 当時 「も~ちょっと気のきいたデザインに
ならないのかな~。」な~んてボヤいていましたっけか・・・。
これは、あくまで・・・
普通切手のデザインへの感想で、記念切手として凝った絵柄としたなら
印象は大きく違っていただろうに・・・ と思うほど
実際に眺めるといい形をしています。
さて・・・ 新年度 ってのはいいものですね。
こんな私でも 何だか、頑張ろうって気になりますから!!
これまでは・・・ さらっと紹介するに留めるものが多かったのですが
今後は、今回の 平等院 のように
時間が取れるときに 少し突っ込んで お話が出来たらいいな~ なんて
考えています。
最後まで読んでくれて ありがとうございます!
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