2012年3月24日土曜日

遣唐使船 ~ 倉橋の船は船腹のラインに特徴があります ~



偶然にも・・・

海を航行する、この船に随伴した船に乗り合わせた思い出のある


私にとって思い出深い


復元、遣唐使船


その時の思い出は 以前、書いたことがありますが・・・ 


たどり着いた先の宮島で、厳島神社を目の前にする姿は
今も瞼に浮かぶほどに、私にとって貴重な経験でした。


なぜか乗り合わせることになった・・・ というのか
船に誘われるかのように乗り合わせてしまったことから

その直前に 一般公開中に
しげしげと眺めた、この船の神棚を思い浮かべて、

やはり、船には神様がいるんだろうなぁ・・・ なんて、当時思わされました。


今となっては・・・

この船の他に、上海万博で復元されたもの
平城遷都1300年で復元されたものの3隻の遣唐使船がありますが、


私は、この船が一番好きですね!


先の理由もそうなのですが、




この船・・・ 船腹のラインがとても奇麗なんですよ!


復元された当時は


当時の船にしてはラインが奇麗過ぎるのでは!? と物議を醸しだしたのですが・・・

遣唐使船の歴史は長いので、

確かに・・・ 当初は、教科書(平城遷都1300年の復元船風)のような
船が主流だったものと思うのですが、

後年になるほど、技術の進歩や海外からの知見によって、
このようなラインを持つ船が生まれていたとしても
不思議では無いものと思います。


仮に、史実と違っていたとしても・・・


この船には、往時・・・ 遣唐使船を建造して以来の
倉橋島の木造船建造技術を示す資料としての価値があります。


0 件のコメント: