2011年1月11日火曜日

またとないチャンス!



    以前 訪問した時に 寄ったところは 今回は、行かない事にしよう・・・
    今回 奈良 を訪れるにあたって 事前に決めていたことです。

    そんな訳で・・・ 東大寺 は 今回は 夜景撮影 のみに・・・

    でも・・・ なぜか 奈良国立博物館 の前を通ったとき ふと、寄りたくなりました。
    時間もあるし構わないだろう・・・ 気まぐれに、そう思ったのです。
    前回は、仏像さんなど さしも興味はなくて、流し見ただけですから印象に薄い。
    今回は どう感じられるのかな? という点が 気になるところです。

    気まぐれだけど・・・ 今回は時間の制約が無い分 丹念に眺めておこう。
    そう思いながら、一体、また一体 と眺めていると・・・
    写真撮影はできません のような事が書かれている 仏像が交互に現れます。
    写真撮影は元々、不可じゃないの??? 不審に思って係員に訪ねてみると。
    許可を取られましたら可能です。 え・・・・・ 本当に!? チャンスだ!!!
    その瞬間 とにかく嬉しかったですね ♪ 早速、許可を取りました。

    ( ちなみに、可、不可の差は・・・ 博物館蔵 か 寄託 かで違ってくるのだそうです。 )

    フラッシュは使えませんし、三脚なんて立てられません、ガラス越しですから
    ISOを上げて、シャッターはギリギリまで下げる。ブレるのは覚悟のうえ。
    手を合わせて、対峙 息をつめて慎重に・・・ 可能な仏像様の撮影を全てを
    終えた時には 立ちくらみがしました。

    仏像を撮影する機会なんて、職業写真家でも無ければ
    そうそう出来ることではありませんが 人物撮影に例えれば
    モデルさんと一対一で しかも、最高の表情を向けられながら
    撮影しているようなものです。
    どの角度から撮れば一番綺麗な表情、プロポーションになるのだろう!?
    じっくり眺めてから撮影に入らなくてはなりません。
    普段、いかに ざっくりと眺めてしまっているかという事を痛感しました。
    写しながら 造像当時の作者の方々とお話しさせて戴いているような
    不思議な気持ちにもなれる撮影でした。
    
    写真撮影の 大変 勉強になったと思っています。
    今回 つばめ・ミュージアム では、この一枚のみの公開としますが
    実際には かなりの枚数となっており 当館蔵の資料として
    今後、大いに役立つものとなりそうです。

    許可の腕章を返却する時にも伝えたのですが、この件について
    奈良国立博物館の関係者の皆様 には感謝のほかはありません。
    この撮影だけだとしても、今回の奈良は訪れる意味を感じられるものでした。

    ありがとうございました!



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