2009年8月22日土曜日

風神雷神屏図



   22日(土)   行ったのは こちら…


   岡山県立美術館で 23日(日)まで開催されている


   建仁寺 展


   

   お目当ては!


   17日(月)~23(日)まで公開されている。




   風 神 雷 神 




   国宝の中の国宝… といわれるこの絵


   琳派の創始者 俵屋 宗達 の筆になるもの…




   なんと素晴らしい絵なんでしょう!!!




   この絵を見終えた人の 表情を眺めるのも


   また良し… 夢見ごこちな 子供がおもちゃ貰ったような


   子供さん達は 宝物を見つけたような…




   一つの絵が こんなにも、長い年月


   人々に夢を見させるなんて… 




   画家自身 楽しみながら描いたのだろうなぁ~ と感じさせる


   線の運び、画面構成、表情


   師匠からの 流れを感じさせないまでに


   円熟の域に達している 独特の世界はもはや完全に




   宗達ワールド (…だから琳派の創始者ですね。)




   この絵の 圧倒的なまでの人気の秘訣は…



   金箔の豪華さを 意識に入れさせないまでの庶民感覚


   自然に対する どこまでも深い愛情




   ところで…




   風神 にしても 雷神 にしても


   関節の描き方が 不自然なのって ご存じですか…


   そこを あえて無視するまでに 伸び伸びと描いているのです。




   そうなのか…     と思う程度です。




   私は、ここで30分粘りました…




   これまで… 圧倒的に 雷神 のファンでしたが




   ホンモノって見るべきだなぁ~




   屏風として仕上げられているからですね…



   じっくり観ていたら 風神 が動き出すように見えるんですね。




   アニメチックなこの作品…


   …というよりは この作品あたりの存在が


   後にアニメーションを生む 素地になったのかな…




   そして現在…




   アニメは この作品を越えていっているのかな…


   同じ場所に 留まっているような、


   作品が多いような気もするな~




   ~派 って世界ですね。


  殻を打ち破るって難しい…

  






 

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