2011年8月23日火曜日

誕生の時に掴んだ幸運!


   1937(昭和12)年・・・


   生産が続けられていたC55形蒸気機関車に設計変更案が
   浮上します・・・。


   1、 このタイプの機関車も動輪をスポーク式から、
     最近、採用を開始した、強度的に有利なボックス式に変更しよう!
 
   2、 流線型のドームにしよう! ( 空力というよりは、カッコイイからか!? )

   3、 ボイラー周りも、もう少しすっきりさせよう!

   4、 ボイラーの使用圧力を14kg/㎠から16kg/㎠に変更して、
     性能をアップしよう!

   5、 4のボイラーの圧力を変更すると、性能のバランスが崩れるため、
     シリンダー径を10mm縮小する必要あり。

   
   ・・・この中でも、4,5を変更するとなると、
   機関車の性能自体が変わるので、形式も変更することになります。


   結局・・・ 川崎重工にオプション発注していたC55-63号機を、
   新形式となるC57-1として、正式に発注することになりました。

   この C57 C55と比べると、ずいぶんスッキリと近代的になったように
   感じられるのですが、この時、この設計変更がなされてなければ
   今、この機関車をC57-1として眺めてはいなかったのでは
   ないでしょうか!?


   誕生の後、一度も現役を引退させる事なく、
   全般検査( 鉄道でいうところの「車検」 )を通し続け、
 
   現在の、国内の乗物として現役続行期間が最長と思われる、この機関車は
   生まれるとき、すでに幸運を掴んでいたのですね。


   さて話は変わり・・・ この機関車を津和野で眺めている私達・・・・・。


   いゃ~ 今日、この機関車を眺められるのっては、ラッキーな
   事なんだろうねぇ~! ( 走る姿が見たかったよね~。 )

   う~む ( 苦笑。。。 )
   

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