2013年1月2日水曜日

日本でNゲージが人気の理由とは!? ~ 僕のNゲージはよく走る♪ ~



鉄道模型・・・


写真の模型は、日本で主流の9mm(Nゲージ)


実は・・・ 欧米での主流は 16mm ゲージ と大きなもの

鉄道関連のイベントでよく見かける、少しサイズが大きいものが、それです。


なぜ・・・


欧米の主流と、日本の主流が違っているのでしょう!?


よく、住宅事情と説明されていますが

アメリカはともかく、ヨーロッパの家は、そんなに大きい訳でもなく・・・


実は・・・ 大きな理由


日本でも、古くから発売されていた 16mmゲージでしたが

金属製が多く、たいへん高価なうえに、限定販売・・・といえるほど

特殊な販売システム

組立や塗装、調整に技術を要とする上級者向け製品が多く

ユーザの裾野を拡げられなかった事に対し


Nゲージは、1965年の発売当初から、プラスチックを採用して大量生産。

ディテールも大胆に省略して、お小遣いでも手が届く値段設定。


そして・・・ これが一番の理由!!


買ってきたらすぐに走らせられる!

しかも、快走したんですね。


プラモデルのように、簡単に加工できる・・・というのも魅力で

当時の、子供達の心を捉えたから!・・・に他ならないと、私は思います。


大きい模型より、小さい模型の方が、ちゃんと走る!!・・・というのも

なんだか不思議な気がしますが


高価 = ステータス という、工芸品に向かっていった16mmゲージに対し

大量生産のための機械加工技術を

草創期より、惜しみなく投入してきた9mmゲージ。

その市場規模は、プラ生産の16mm模型が増えてきた今でも、
 
及びもつかないものとなっています。


写真は・・・ 1970年台に発売された歴史のあるモデル。


KATOの「キハ20」


改良を加えながら、生産されてきたものですが

さすがに、最近の模型と比べると簡素な印象で、長く、カタログから消えていましたが


昨年・・・ 入門用として再生産されたもの。

驚いたことに、塗装が現在の水準になり、台車も改められているにも関わらず

10数年前の、発売末期の値段に据え置かれています。


現在・・・

多くの、玩具、模型メーカが、海外に生産拠点を移すなか、

このメーカーの車両模型は、現在も 国内で一貫生産を行なっているだけに

メーカのポリシーすら感じさせられる値段設定といえます。


丈夫で、いつまで経っても、しっかり走る動力に

簡素で、壊れにくい・・・ という入門者用としての条件を備えつつ


基本となる部分も、よく出来ていて

これまでも、多くのファンを育てると共に、ちょっとした加工で「大化けする」のも魅力!


このキハ20ならば、セール時期だと1万円にお釣りが来るくらいで

鉄道模型を始めることができますよ!!




にほんブログ村 広島ブログ

0 件のコメント: