2010年1月4日月曜日

MOON



   帰り道、ふとを見上げると…


   なんだか、ほっとしますね!


   もしも…
   私たちが眺める星空のなかに
   月が無かったら…

   寂しい感じがするだろうなぁ…というだけでなく。

   夜の移動は、かなり不便でしょうし…


   もしかすると…

   私たちそのものが、存在しなかったかも知れません。

   なぜって!

   潮汐が起こらないからです。

   生命が誕生する以前から、地球に存在した
   生命の材料を、じっくりかき混ぜる役割を
   果たしたとも考えられているのです。
   あたかも、ゆりかごのように。

   それが無い状態よりも
   発生の確率をグンと押し上げたことでしょう。

   その後、現在に至るまで 月経に代表されるように
   私たちの体内にまで、大きな影響を及ぼしていることを考えれば
   
   月の存在が生命の発生に影響を及ぼしたという考えは
   ごく自然に受け止めることができます。
   

   月は…
   地球と比べると、とても小さな星(衛星)ですね。

   しかしながら
   その他の、太陽系の惑星と衛星との質量比と比較してみると
   地球に対しての
   並外れて大きいものであることが分かります。

   なぜ…
   地球は、そのように大きな衛星を連ねることになったでしょうか…
   実のところ、よくわかっていません。

   有力なのは…
   隕石同士の衝突によって形成された、原始地球に
   ある時、超巨大隕石が衝突!
   その衝撃で、内部までえぐり取られた岩石が
   そのまま地球の衛星軌道に留まり
   月を形成していったというものですが。

   浮遊する星を、地球が引力圏に引き止めたのでは!?
   という説などを、捨てきれるほどの証拠は見つかっていません。


   それでは、ここで 本題に関わる質問です!


   今、この写真のは…

   ウサギに例えれば、顔が半分だけ見えている状態ですね!

   地球から見れば「影」のように見えるこの場所は
   ヨハネス・ケプラーによって「海」と名づけられましたが…

   実は、玄武岩で覆われた平原でして
   光の反射率が低いために、そう見えているのです。

   さて…
   今、写真を見てみますと

   ウサギの 顔の部分 内側の耳 外側の耳 そのもう一つ外側の海 の
   4つの海が見えていますが


   この4つの海の名前がすぐに言えますか!?


   私は2つ…
   「静かの海」 と 「危機の海」 が言えました。
   
   でも、まったく自慢になりませんよ。
   望遠鏡で何度も眺めて、こんな状態ですから。。。


   皆さん

   一つ、聞き覚えのある名前が出てきませんでしたか!!!

   そう…

   静かの海 です。

   アポロ11号の着陸地点として、記憶にあるんじやないでしょうか!?

   ウサギの…
   顔にあたる部分がそれです。

   アポロ11号着陸地点は…
   内側の耳「神酒の海」です。
   …から少し下側(写真では上)へ向かっていき
   おおよそ、顔の中で目を描きたくなるあたりが、その場所です。

   そして…
   外側の耳を「豊かの海」と言い
   1番端のまん丸を「危機の海」と呼びます。


   今や、グーグルアースの機能を拡張する形で
   グーグルムーンなんてある時代ですから
   調べようと思っても簡単ですが…

   以上のことを知っておくだけでも
   より、月を眺める楽しみが増えるのではないでしょうか!!!


   もしも…
   さらに興味が湧いてきたならば…
   望遠鏡で眺めてみることをオススメします!
   静かに、月を眺めていると
   海やクレーターを
   歩いているような気分に浸れる瞬間があるんですよ!!!

   太陽からの光が強すぎるので、装置によって
   ムーングラスを装着する必要があることも忘れないでください。
   大口径の双眼鏡での長時間観測は、目を痛める原因になるでしょう。  
   この事は…果てしなく遠く感じるけれど…
   実は限りなく近い場所にある、ということを実感させてくれるものです。

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