2009年9月9日水曜日

両雄、厳島に向け…




    舞台は、再び…



    宮島 厳島神社  へと移ります。


    

    現在の 厳島神社 は 毛利元就 親子 の寄進になる
    


    その当時の完全な新築です。




    ただし、その時…


    往時の姿を、幾分も変えることなく、新築した…とされています。




    なぜ、そういうことになったのでしょうか!?




    …というところから、話は始まります。






    安芸、毛利家は弱小…




    山陰の尼子家、山口の大内家の、中国2大勢力に加え


    安芸の諸国も、吉田の里を、虎視眈々と狙っています。




    そんな中、登場した 毛利 元就 は


    知略の限りを尽くして、勢力の拡大に努めます…




    謀略家のように語られることも多い 元 就 ですね。




    しかしながら、歴史の流れに身を任せていたなら…


    露と消えたはずの、弱小勢力


    喰わねば、食い付かれる時代において


    生き残るための、当然の所行ではなかったのでしょうか。




    吉田の里の、弱小勢力に…


    歴史に抗うだけの、才と運のある武将が生まれていたのです。




    山陰からの攻撃に備えるべく


    安芸諸国の一つであった 吉川 家 に通じ


    次男 元春 を養子として送り込むことに成功。




    同じく 小早川 家 を次ぐために 3男 隆景 を


    送り込んでいきました。




    時勢は、少しずつ 毛利 元就 の手の中に収まってきます。




    しかしながら、山口



    
    未だに一大勢力を持って、毛利を叩ける立場にある大内家。


    その頃、大内家は、家臣 陶 晴堅 によって


    大内 義隆 親子 が追討された後でした。




    勢力を拡大する、毛利を叩いておかねばならない…




    陶 晴堅 率いる 大内 家 が、そう考えるようになるのも


    また、当然の成り行きだったのです…


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