2009年9月26日土曜日

セノハチ



   難 所 や 隘 路





   何か 困難を越えなければならないときに…



   何かしら、ときめきを感じる、というのは



   人の本質を、突いたものなのでしょうか!?





   路線として ボトルネック となっている場所に限って



   趣味的には、面白がられる という不思議があります。





   山陽本線 瀬野-八本松 間





   通称  セ ノ ハ チ





   長く 東の難所 として知られていた…




   
   奥羽線 板谷峠 が 山形新幹線 になった時に解消。



   信越線 碓氷峠 が 長野新幹線 化 された時に 廃線。





   共に、難所の座を明け渡した 今となっては



   最後の難所 として知られるようになっています。





   最も 22.6‰ (1000メートル進むごとに22.6メートル登る)



   という勾配は、JR全路線の中では



   さほど厳しいものでは無いのですが…





   これが、山陽本線 という 東西を結ぶ幹線であるところに



   最後の難所 たる理由があります。





   旅客列車 は モータ出力を強化したタイプを使用しているため



   自力で登っていきますが。





   現在も 貨物列車 に関しては、



   後押し機関車 を連結し続けています。



   写真は その 専用機関車 EF67-1号機 です。





   現在 6両の、専用機関車を配置。



   東広島貨物駅 で連結、西条駅 での 切り離しを行っており





   時折 車で、国道2号線を走行中に



   隣を モーター音 を唸らせ



   坂を登っていく姿を見ることができます。  



   

   現在となっては 線路を 付け換えることは 困難ですから…



   前後の機関車が 力を合わせて登る姿は



   今後とも セノハチ の 風物詩であり続けることでしょう。








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