誕生してから、今年で138年・・・
おそらく・・・
現在も、稼働状態にある、日本国内の乗り物としては、最古のものでしょう。
嘘のような、ホントの話ですが
明治5年の、新橋-横浜 間の、鉄道開業当初の雰囲気を
伝える 機関車が、今も、客車を引っ張って走っています。
その名は・・・
12号機関車
形式名を「160形」といいます。
1872(明治5)年の 新橋-横浜 間の開業用としてイギリスから輸入された
10両の機関車のうち 最多となる4両が輸入されたのが、当形式で
開業を祝う、お召列車に抜擢されていた事でも、知られています。
数がまとまっている上に、稼働成績も優秀だったようで、
開業後の 1874(明治7)年にも、2両を増備。 12号は、そのうちの1両です。
走っている場所は・・・ というと
愛知県の博物館明治村で
2009年に、私が出掛けた時は、もう1両の「9号」が動いていたので、
お休み中・・・
また、次回の楽しみに!と思っていると・・・
2010年12月
今後とも、運行が可能かどうかを調査するために、
期限を定めずに運休しての、修復作業に入りました。
え。。
徹底的な修復作業を行なって、この11月から運行を再開!!
なにせ、外国製の明治の蒸気機関車ですから、
今となっては、部品ひとつ作るのさえ容易ではない筈で、
公園内での小運転とはいえ、
平成の御代に 運行に供されているというのは、驚異的で、
関係者の努力には、頭が下がります。
皆さんも・・・
機会がありましたら、一度は 国の重要文化財級の機関車に乗って、
はるか明治にタイムスリップしてみては如何でしょうか!?
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