JR西日本・・・
梅小路蒸気機関車館の動態保存蒸気機関車
D51-200 の本線への復帰へ向けて、大掛かりな修繕を実施へ!
ここまでの 今年の鉄道絡みのニュースで、私が特に驚いたことのひとつが・・・
JR西日本が、京都の梅小路蒸気機関車館
( 2016年春を目処に 京都鉄道博物館 として拡張して開館予定 )に
蒸気機関車専用の検修庫(専用整備工場)の新設を発表したことでしょう。
1979(昭和54)年
当時の国鉄は、山口線で SLやまぐち号の運転をスタート!
ここに 現役の引退とともに、
博物館に収めた蒸気機関車を使った、定期観光列車の運転がスタートしました。
それは・・・ 蒸気機関車の現役の引退とともに、一度は途絶ていた、
蒸気機関車の運転や修理のために必要な技術を
復活させ、維持していこうという試みに他なりませんでした。
しかしながら、このイベント列車。
シーズンの週末に一日一往復運転するだけの限られた運転。
それに加えて、いつまでSLが人気が続くものなのか?
折から国鉄の大赤字に加え、
次第に老朽化が進んでいく蒸気機関車が相手ということもあり、
何もかもが未知数の状態でのスタートとなりました。
しかし・・・
結果としては 蒸気機関車の魅力の成せる技といえるものだったといえるでしょう。
長年に渡って、根強い人気を保ち続けた結果、
必要に迫られて、運転や修理ための技術の若い世代への継承も進みました。
壊れた部品を、公園などに保存されている機関車から調達してみたり、
旋盤を駆使して、一から作って対応したり。
ボイラーや加工の特殊技術を維持していたメーカーに、修理を発注することで、
それらのメーカーが、蒸気機関車に関わる技術の維持、継承に努めたことも、
後に、大きく幸いすることになっていきます。
経済原則だけでは成り立たない、
多くの方々の 維持しよう!という気持ちの、集った結果の現在という気がします。
しかしながら・・・
今後も維持し運転できる状態を維持するには なお、課題が残ります。
耐久年数が、今の機械と比べて余白があるとはいえ、
進む老朽化によって、さらに大掛かりな修繕が必要になってくるためです。
古くなった部品から取り替えていって、ほとんどの部品を取り替えていく必要がでてきます。
ほぼ新造といえる状態までにしていく必要が出てきます。
そのためには・・・
まず、工場を整備することから・・・ということなのでしょう。。
( 続きます・・・ 何日か後かな・・・!? )
※ 10月20日、文章を読みやすいように修正しました。