もしも・・・ TDL の ウエスタンリバ-鉄道 に乗ったことが
ある方ならば・・・
似ていると思われるんじゃないでしょうか!?
TDLの方も・・・ テーマパークのアトラクションながら、
本格的な蒸気機関車で、4両うち3両は、
1983年の開園以来使用されていますから、
それなりに歴史を重ねてきているのですが・・・
こちらは・・・
1907(明治40)年の生まれ・・・といいますから、
すでに100歳を越えています。
生まれは・・・東京 石川島・・・
石川島造船所
名は・・・ 下工弁慶号 と申します!
( 寅さんみた~いに! 俺~がいた~んじゃ~♪ )
長らくの工場勤務の後、山口県は、旧下松工業高校に譲渡されて
実習教材になり、長きに渡って生徒達に親しまれ続けることになったのが
この機関車の運でしょうか!?
もとより・・・機械とは何ぞや!?を習おうとする人達の手に渡ったのですから・・・
今一度走る姿を見てみたい!
・・・との声が上がるのも当然といえ当然で、
先生や生徒、OBの皆さんの力で走れる状態に整備、
何度も煙を噴きあげながら走る姿を披露しています。
また・・・ 大型トラックに簡単に載せられる小ささもあって、
各地に運ばれて展示、運転を行ったこともあります。
しかしながら・・・
機関車を使う以上、どうしてもボイラー検査や、機関車としての
健全性を定期的にチェックを受けなければならず、
100歳を超えるボイラーとあらば、
そろそろ更新も考えなければならないなかで、
その費用の捻出は簡単なものではなく・・・
現在は・・・動ける状態での保存を断念、
下松市役所にしっかりした展示場所を作って貰い鎮座しています。
果たして復活する日はあるのでしょうか!?
なんですけど・・・ 私は「ある!」と思います。
現代の電子機器や、蒸気機関車でも後年のCとかDとかいった量産機関車は、
一旦、生産ラインを崩してしまうと、基幹部品の
製造が困難になってしまうのですが・・・
明治の機関車は、一つ一つが手作りのようにして作られていますから、
比較的、復元が容易なんです。
そして・・・ もしも、関係者の方々が・・・
再起の日のある!を期していなければ、
このようにガラスケースを造って収めることもなかったことでしょう。
いつの日か!のための、コンデイションを維持するための
ガラスケースだと思います。
定期的に走らせられる場所が無いのが
現在の難点で、それさえ見つかれば復活する日も近い!?