2012年12月6日木曜日

汽笛一声、平成をゆく!



誕生してから、今年で138年・・・


おそらく・・・


現在も、稼働状態にある、日本国内の乗り物としては、最古のものでしょう。


嘘のような、ホントの話ですが


明治5年の、新橋-横浜 間の、鉄道開業当初の雰囲気を

伝える 機関車が、今も、客車を引っ張って走っています。


その名は・・・


12号機関車


形式名を「160形」といいます。


1872(明治5)年の 新橋-横浜 間の開業用としてイギリスから輸入された

10両の機関車のうち 最多となる4両が輸入されたのが、当形式で

開業を祝う、お召列車に抜擢されていた事でも、知られています。


数がまとまっている上に、稼働成績も優秀だったようで、

開業後の 1874(明治7)年にも、2両を増備。 12号は、そのうちの1両です。



走っている場所は・・・ というと


愛知県の博物館明治村で


2009年に、私が出掛けた時は、もう1両の「9号」が動いていたので、

お休み中・・・


また、次回の楽しみに!と思っていると・・・


2010年12月


今後とも、運行が可能かどうかを調査するために、

期限を定めずに運休しての、修復作業に入りました。


え。。



徹底的な修復作業を行なって、この11月から運行を再開!!



なにせ、外国製の明治の蒸気機関車ですから、

今となっては、部品ひとつ作るのさえ容易ではない筈で、


公園内での小運転とはいえ、

平成の御代に 運行に供されているというのは、驚異的で、

関係者の努力には、頭が下がります。


皆さんも・・・


機会がありましたら、一度は 国の重要文化財級の機関車に乗って、

はるか明治にタイムスリップしてみては如何でしょうか!?



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