2009年9月18日金曜日

嵐こそ出陣の好機!



    弘治元(1955)年 9月30日…




    当日 元就 より 部隊の一部に




    出陣に備えるための命が出ました。






    ところが、出陣前の 午後6時になって




    雷鳴と共に風雨が激しくなってきます。




    ( これ、ドラマなんかでの、ベタ過ぎる設定なのですが、
 




     実際に、起こる事があるんだな~ というのが、正直なところです。

 



     このあたりが、歴史の不思議で、神のみぞ知るところでしょう。 )






     兵から、船を操る者からも、延期の声が挙がる中




     この風雨の中、相手も 今日の出陣は無いと思っている。




     嵐こそ、出陣の好機である! 




     と…諸将を諭します。




     いよいよ 全軍に出陣の命を発し…






     自らが率いる 毛利本隊 が




     陶 軍 に 出陣に気づかれないよう、  




     わずかな光だけを頼りとし、静かに本土を離れます。




     地御前には、松明の火 を残しました。






     時に 毛利 元就 59歳




     当時の寿命を、すでに越えており…




     現在でも、隠居生活を考えても良い歳になっていましたが




     毛利家 の未来を託し




     一世一代の 勝負の時を迎えていました。








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