嵐こそ出陣の好機!
弘治元(1955)年 9月30日… 当日 元就 より 部隊の一部に
出陣に備えるための命が出ました。
ところが、出陣前の 午後6時になって
雷鳴と共に風雨が激しくなってきます。
( これ、ドラマなんかでの、ベタ過ぎる設定なのですが、
実際に、起こる事があるんだな~ というのが、正直なところです。
このあたりが、歴史の不思議で、神のみぞ知るところでしょう。 )
兵から、船を操る者からも、延期の声が挙がる中
この風雨の中、相手も 今日の出陣は無いと思っている。
嵐こそ、出陣の好機である! と…諸将を諭します。
いよいよ 全軍に出陣の命を発し…
自らが率いる 毛利本隊 が
陶 軍 に 出陣に気づかれないよう、
わずかな光だけを頼りとし、静かに本土を離れます。
地御前には、松明の火 を残しました。
時に 毛利 元就 59歳
当時の寿命を、すでに越えており…
現在でも、隠居生活を考えても良い歳になっていましたが
毛利家 の未来を託し 一世一代の 勝負の時を迎えていました。
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