いまわの際の… 辞世の句の世界
辞世の句… これまで つばめ・ミュージアム に名前の出てきた 歴史上の人物 の中から印象的言葉を遺した 人を取り上げてみましょう。 何を惜しみ何を恨みん 元よりも この有様の 定まれる身に 再登場ですね… 陶 晴堅 厳島合戦編 の中で 印象的に登場しました。 露とおち 露と消えにし わが身かな 難波のことも 夢のまた夢 豊臣秀吉ですね… 栄華を極めた男の 最後の言葉が 「露」 とは… 満足した~系 じゃないのが意外な感じです。 最後の最後でも 思うのは 難波 だったのですね。 おもしろき こともなき世を おもしろく 高杉晋作… あっさりとした中に 自ら 世の中を動かしたのだという 自信の溢れる句ですが 駆け抜けるように 早世ですね。 いのち短し 恋せよ乙女… これは初登場です。 日本映画を代表する 辞世 …ではないのですが そんな言葉です。 黒澤 明 監督 「生きる」 での一コマ ずっと以前に観たのですが 生きているうちに花… 一人で呟くように 唄う姿が印象的でした。 一生懸命生きて、私らしく… そんな 辞世の句 の世界 後の世を生きる私達への 貴重な 財産 ですね。
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