広島から呉へ向かうとき・・・
私の密かな楽しみといえば
途中の、坂町を超えたあたりから、右手に拡がってくる、瀬戸内の景色。
その 本州と、江田島に挟まれた、狭い水路をゆく
船舶とすれ違ったり、並走したりできることでしょうか。
そう・・・ ここは、全国的に見ても珍しいのではないか!?
・・・と思わせる、車と船が、近い距離で並走する区間でもあります。
高速艇やフェリー、貨物船に漁船
なかでも・・・
いかにも 呉らしい風景だよなぁ~!と思わされるのが
海上自衛隊の 呉基地 に所属する艦船を眺める時でしょう。
護衛艦 に 潜水艦 補給艦
写真は・・・
おおすみ型輸送艦 の くにさき
そのシルエットは、他の自衛艦にはない独特のものなので見つけやすいうえ、
建造された同型艦 3隻全てが、呉基地を母港としているため、
呉に行けば、かなりの確率で眺めることのできるという、お馴染みの自衛艦。
それまで・・・
自衛艦のなかでも 輸送艦 といえば、小型の貨物船風情の、
とても地味な雰囲気の艦種でしたが
この おおすみ型輸送艦 は
まるで 空母を思わせるような、最上甲鈑を持つ
海上自衛隊としては、それまでで最大級のフネとして誕生。
以降・・・
その輸送力の大きさと機動性を活かし、
国内や、世界各地での、災害などが発生した際に、
支援物資を搭載のうえ派遣されていく姿は、
それまで地味な印象だった輸送艦のイメージから一転。
一般の方にも馴染み深い自衛艦にもなりました。
大型ヘリコプター2機が駐機、発着艦できるだけでなく、車両や 不整地への上陸が可能な、ホバークラフト ( LCAC と呼ばれる ) なども搭載可能。 災害時は、1000人程度の人員が収容可能で 船内は、医療設備が整えられるなど 災害など、緊急時の際の運用能力が高められています。 |
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