2013年2月23日土曜日

災害派遣で知られる輸送艦 ~ おおすみ型 ~



広島から呉へ向かうとき・・・


私の密かな楽しみといえば


途中の、坂町を超えたあたりから、右手に拡がってくる、瀬戸内の景色。


その 本州と、江田島に挟まれた、狭い水路をゆく

船舶とすれ違ったり、並走したりできることでしょうか。


そう・・・ ここは、全国的に見ても珍しいのではないか!?

・・・と思わせる、車と船が、近い距離で並走する区間でもあります。


高速艇やフェリー、貨物船に漁船



なかでも・・・


いかにも 呉らしい風景だよなぁ~!と思わされるのが


海上自衛隊の 呉基地 に所属する艦船を眺める時でしょう。


護衛艦 に 潜水艦 補給艦


写真は・・・


おおすみ型輸送艦 の くにさき


そのシルエットは、他の自衛艦にはない独特のものなので見つけやすいうえ、


建造された同型艦 3隻全てが、呉基地を母港としているため、

呉に行けば、かなりの確率で眺めることのできるという、お馴染みの自衛艦。



それまで・・・



自衛艦のなかでも 輸送艦 といえば、小型の貨物船風情の、

とても地味な雰囲気の艦種でしたが


この おおすみ型輸送艦 は


まるで 空母を思わせるような、最上甲鈑を持つ

海上自衛隊としては、それまでで最大級のフネとして誕生。


以降・・・ 


その輸送力の大きさと機動性を活かし、

国内や、世界各地での、災害などが発生した際に、

支援物資を搭載のうえ派遣されていく姿は、


それまで地味な印象だった輸送艦のイメージから一転。

一般の方にも馴染み深い自衛艦にもなりました。





大型ヘリコプター2機が駐機、発着艦できるだけでなく、車両や

不整地への上陸が可能な、ホバークラフト


( LCAC と呼ばれる ) なども搭載可能。


災害時は、1000人程度の人員が収容可能で


船内は、医療設備が整えられるなど


災害など、緊急時の際の運用能力が高められています。

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