2009年7月2日木曜日

説明

  今日は カラー図鑑みたいに話してみましょう…


  

  明治23年(1890年)、東京上野で開催された




  第3回内国勧業博覧会にて 日本初の電車が走りました。







  その後 明治28年(1895年)


  京都に日本初の路面電車が誕生。




  1枚目の写真は その京都市電の一両 狭軌1形


  明治43年(1910年)から明治44年にかけて


  製造されたグループのうちの1両で


  現在 明治村にて動態保存されています。




  現在は京都市内の 梅小路公園内でも


  動態保存されています。






  2枚目は 広電100形  昭和59年(1984年)に


  大正元年(1912年)の創業当時の電車を再現したものです。


  営業線を走れることを 目標にしたこと


  過去の部品、資料が少ないことなどから


  完全再現ではありませんが 雰囲気は良く出ていますね。 




  創業当時のメモリアル車両を修復 再現し 保存、活用を


  目指すという考え方は 当時としては画期的で


  全国の鉄道業者に影響を与えることとなりました。







  3枚目は 広電1900形(元 京都市電1900形)です。


  移籍してきた14両全てが 現在も主力として活躍中。


  昭和30年(1955年)から1957年に製造された


  グループで 昭和53年(1978年)9月30日の


  京都市電全廃の日の 最終電車をつとめた車両も


  走っています。




  全国でも 京都に関しては淡々と廃止が進んだ感じはなく


  市民の反対運動も大きかったようです。




  京都と広島 この2つの 電車の明暗を分けたもの…


  単純に 街の大きさというだけではないようです。




  広島は 存続の危機に陥ったころ 当時の県警の方々が


  軌道敷内への自動車乗り入れ禁止を決断をしました。


  これが大きかったようです。




  この話は有名で 鉄道に関わらず


  当時の地域行政としては 画期的な判断であったと


  思われます。




  結果 定時性が確保され 交通機関としての信頼を回復して


  いくこととなりました。  諦めなかったのですね。


  これは現在でも 違反を見ないほどに守られています。




  4枚目は 熊本市交通局0800形


  2009年4月1日 運行開始というのですから


  私は ちょうど2ヶ月目に乗車したことになります。


  富山にも同型がいますが


  現在 最新鋭のグループと思って差し支えないと思います。




  さて 一気に話してしまいました…


  ここまで お話にお付き合い戴いた方が いらっしゃるのなら


  本当に ありがとうございます。


  考えるほど 長い文章になるので 


  考えを纏めて 一気に書いてしまいました。




  最後に…


  一気呵成に廃止した大阪。


  反対運動の中で廃止を進め いまだにくすぶる京都。




  もうひとつ 全てを潰しきるつもりで進めて 最後の最後で


  疑問が生じて 腕を振り下ろしたのは 東京でしょうか?


  今や 自慢の種にさえなったような 都電を見るとき


  そう思うのです。



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