お召し列車
私は ついに お召し列車を見ることが無かった。
正確にいえば 最近、JR東日本が お召し電車を
新造したのだし 天皇、皇后両陛下は
今後も 列車での旅を されるでしょうから
お召し列車を見る機会はつくれるでしょう。
ここで話すのは 機関車が客車を引っ張る
お召し列車のことなんです。
昭和後期までは 多数運転されていた
この方式の お召し列車。
平成に入って運転は激減
わずかに 欧州王室の日本訪問時などに
数回 運転されたのみとなりました。
今となれば クラシックなこと このうえないのですが
どこか馬車行列にも 似た姿が 郷愁を誘うのです。
そんな訳で お召し客車を 観るのも初めてのこと。
見所は 極めて精緻な 車両工作技術、伝統工芸の美。
廃車後 明治村での公開に向けた 修理、保存工事の始終は
御料車物語 田邊幸夫 著 ㈱レールウェー・システム・リサーチ社
に詳しく書かれています。
ちなみに… 私が見そびれてしまった 平成のお召し列車も
正式な引退をしておらず
現在も 東京は大井にある お召し列車保管庫の中で
大事に保管されてます。
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