1937(昭和12)年・・・
生産が続けられていたC55形蒸気機関車に設計変更案が
浮上します・・・。
1、 このタイプの機関車も動輪をスポーク式から、
最近、採用を開始した、強度的に有利なボックス式に変更しよう!
2、 流線型のドームにしよう! ( 空力というよりは、カッコイイからか!? )
3、 ボイラー周りも、もう少しすっきりさせよう!
4、 ボイラーの使用圧力を14kg/㎠から16kg/㎠に変更して、
性能をアップしよう!
5、 4のボイラーの圧力を変更すると、性能のバランスが崩れるため、
シリンダー径を10mm縮小する必要あり。
・・・この中でも、4,5を変更するとなると、
機関車の性能自体が変わるので、形式も変更することになります。
結局・・・ 川崎重工にオプション発注していたC55-63号機を、
新形式となるC57-1として、正式に発注することになりました。
この C57 C55と比べると、ずいぶんスッキリと近代的になったように
感じられるのですが、この時、この設計変更がなされてなければ
今、この機関車をC57-1として眺めてはいなかったのでは
ないでしょうか!?
誕生の後、一度も現役を引退させる事なく、
全般検査( 鉄道でいうところの「車検」 )を通し続け、
現在の、国内の乗物として現役続行期間が最長と思われる、この機関車は
生まれるとき、すでに幸運を掴んでいたのですね。
さて話は変わり・・・ この機関車を津和野で眺めている私達・・・・・。
いゃ~ 今日、この機関車を眺められるのっては、ラッキーな
事なんだろうねぇ~! ( 走る姿が見たかったよね~。 )
う~む ( 苦笑。。。 )
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