「通潤橋のものがたり」・・・は4夜めにして、再び この場所へと戻ってきました。
ここで、皆さん!!!
これまでの写真も含めて眺めながら・・・ ちょっと想像を膨らませてみてください。
仮に・・・ この「通潤橋」のある場所に 今の技術を使って、皆さんが
「水路橋」を架けるとしたら、いったいどのような「橋」を架けますか!?
もしくは・・・ どのような「橋」を架けたいですか!?
これ以上の条件はあえて書かない事にしましょう・・・。
けっこう難しいように感じられませんか!?
予算は? 景観的な配慮は? 観光資源としての価値を持たせられるのか?
現在だからこそ、当時より難しくなってしまう条件もありますね。
例えば・・・ これだけの石積みを、人の手で積むことに価値が見出せる
ものでしょうか!?機械で隙間なく削って積めば、強度は増しますが、
果たして予算がどれくらいかかるものなのでしょう!?
現在、よく使われている工法を使って、経済的に仕上げたとすれば
今、このような景色を眺められたものなのでしょうか?
実は・・・ 通潤橋の、この景観も 有名な放水の場面も、
この当時の技術をぎりぎりまで煮詰め、挑んでいるからこその「カタチ」なんです。
そして それは・・・ 当時の条件の何か一つが違っていただけで・・・
私達は今とは、全く違った通潤橋を見ていたのかも知れないようなものなのです。
ここまで積みあげてきた多くの なぜだろう!? こそ、
この、通順橋 実現への道のりそのものなのです。
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