2010年4月8日木曜日

石橋に賭ける夢



    今回の 長崎旅行 の 目的のひとつ…

    中島川 に 架かる 石橋群。


    
    その興味の発露は…


    ずっと以前 鹿児島市内の書店で買い求めた。


    山口祐造 著   石橋は生きている    葦書房。


    諫早市役所に勤られ 諫早の石橋の解体
    保存を見守られた方。
    そんな中で 自ら興味を持ち
    全国各地の石橋を調べ上げられた本書は
    以前の 熊本 ・ 宮崎 での石橋を巡る時の資料であり
    私の 石橋探索 の 基本となっている書です。
    
    そして… 今回の  中 島 川 石 橋 群 。

    江戸時代 世界に向かっての 唯一の窓口となった
    長崎は 貿易で大いに栄えたのですが。
    従前からあった 木橋 は 洪水の度に流され
    発展を阻害する原因となっていました。

    そんななか、そこに暮らした 中国人富豪達 自らの財を投じ
    一本 また 1本… と こぞって 橋 を架けていきました。

    高価な 石橋 は 大名 とて 領内に2、3本架けるのが
    やっと…といった状況でしたから
    当時の 長崎 が いかに栄えていたかがよく分かります。
 
    そんな 中国人 の 義挙 を 日本人も黙ってみていられる
    はずもなく… 自らも財を投じていった結果。

    わずかの距離の間に 多くの 石橋 が見られる
    全国的にも珍しい 石橋群 を誕生させるに至ったのです。

    それは… 技術を蓄積しながら


    やがて

    九州全域 に 多くの 石 橋 を誕生させ。

    日本を代表する 石橋の名橋である


    通潤橋 や 霊台橋 を誕生させていくこととなるのです。


    
    写真 は  袋 橋  架橋年不明 ながら
    度々の洪水に耐えて 現在に残っています。


    


     


   

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