2009年10月5日月曜日

関門トンネルの開通



   私の手持ちの資料には…




   開通当初の列車 に乗った方の話が出ています。






   旅客営業を開始してから 3日目の 門司駅 より




   すでに 鈴なりになっている客車を諦め




   先客が何人もいるのを幸いに




   写真と同じ形式の機関車の 後部デッキ




   ( 先端の手すりに囲まれた場所。 ) に捕まり




   トンネル内の 轟音、漏水、危険 に悩まされながら




   やがて…本土の光が覗いた瞬間の興奮を語られています。






   当時の 関門海峡 は 要塞化 していて




   撮影禁止 と承知はしていたものの




   非国民の禁を犯しても、写真を撮っておかなかった




   純情さが悔やまれる… とも




   
   
   世界初となる 海峡トンネル 




   戦争のさなかの




   昭和17(1942)年の6月より、試運転を開始し…




   試運転を兼ねながらの 貨物列車 で




   少しずつ 運転回数 を増やし




   11月15日の 旅客営業開始 に至ったようです。






   写真は、開通当初に用意された 電気機関車 EF10-35号機




   漏水による 腐食 を避けるために




   外板は ステンレス鋼 を使用しています。




   

   海底トンネル は 開通後も 漏水が続きます。




   この 関門トンネル も 比較的新しい 青函トンネル も




   水没を防ぐために




   外へ排水するための ポンプを止めることはできないのです。 


   





   

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