私達が、日頃から、馴染みを感じ、お世話になっている人工衛星といえば・・・
気象衛星ひまわり
ひまわり が、日本の上空からの動きを捉えるようになって以降、
気象災害は、それ以前と比べて格段に減少しています。
洞爺丸事故当時
まだ、気象衛星もなく、台風の強さや進路を正確に予想できなかった事が
洞爺丸台風での青函連絡船の被害を大きくした理由の一つとなりました。
船の側も、当時の洞爺丸の写真を見ると分かるのですが
鉄道車両の航走のための甲板の開口部が開口したままの構造となっていて
そこから、沈没までの間 繰り返し、波に洗われ続け、機関部への浸水を防げなかったことが
事故を、より大きくする原因となってしまいました。
その事故原因を徹底的に追求して、
万が一の時にも、沈まない船を目指して建造されたのが
青函連絡船の終焉まで活躍した、津軽丸のシリーズ。
写真の羊蹄丸を見ると分りますが、
後部の鉄道車両甲板へは、丈夫なハッチを設け、海水の流入を防ぐほか、
水密区画を細かく設けることによって、海水が浸水し始めた後も、
船の安定が保てるような構造とするなど、
当時としては、たいへん意欲的な設計が成されています。
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