奇跡に近いと思う。
昭和ひとケタ、新しくても
戦後間もなくの生まれの
彼ら。
観光用…ではない。
ローカル線でもない。
広島市の都市交通機関
として今日も市内中心部
を走りまわる。
最新型の電車、他都市
転籍組、新旧様々な顔と
肩を並べて走るさまは
どこか舞台の役者を見る
よう。
かって大阪の都心部を
走ったであろう彼ら…。
乗ると、どこか家に帰った
ような落ち着きと温もりを
感じるのは、私だけでは
ないだろう。
旅行に出かけた時
何か物足らないと感じたら
道の真ん中の電車が
いなかった…。
そう、感じる広島人も
少なくないだろう。
独特の風景を生み出す
舞台装置なんだな…。
無くさなくて良かったんだね。
(夕暮れの御幸橋を渡る
763形。電車だけを切り
取ると、タイムスリップ
したかのよう。)
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