鉄道模型・・・
写真の模型は、日本で主流の9mm(Nゲージ)
実は・・・ 欧米での主流は 16mm ゲージ と大きなもの
鉄道関連のイベントでよく見かける、少しサイズが大きいものが、それです。
なぜ・・・
欧米の主流と、日本の主流が違っているのでしょう!?
よく、住宅事情と説明されていますが
アメリカはともかく、ヨーロッパの家は、そんなに大きい訳でもなく・・・
実は・・・ 大きな理由
日本でも、古くから発売されていた 16mmゲージでしたが
金属製が多く、たいへん高価なうえに、限定販売・・・といえるほど
特殊な販売システム
組立や塗装、調整に技術を要とする上級者向け製品が多く
ユーザの裾野を拡げられなかった事に対し
Nゲージは、1965年の発売当初から、プラスチックを採用して大量生産。
ディテールも大胆に省略して、お小遣いでも手が届く値段設定。
そして・・・ これが一番の理由!!
買ってきたらすぐに走らせられる!
しかも、快走したんですね。
プラモデルのように、簡単に加工できる・・・というのも魅力で
当時の、子供達の心を捉えたから!・・・に他ならないと、私は思います。
大きい模型より、小さい模型の方が、ちゃんと走る!!・・・というのも
なんだか不思議な気がしますが
高価 = ステータス という、工芸品に向かっていった16mmゲージに対し
大量生産のための機械加工技術を
草創期より、惜しみなく投入してきた9mmゲージ。
その市場規模は、プラ生産の16mm模型が増えてきた今でも、
及びもつかないものとなっています。
写真は・・・ 1970年台に発売された歴史のあるモデル。
KATOの「キハ20」
改良を加えながら、生産されてきたものですが
さすがに、最近の模型と比べると簡素な印象で、長く、カタログから消えていましたが
昨年・・・ 入門用として再生産されたもの。
驚いたことに、塗装が現在の水準になり、台車も改められているにも関わらず
10数年前の、発売末期の値段に据え置かれています。
現在・・・
多くの、玩具、模型メーカが、海外に生産拠点を移すなか、
このメーカーの車両模型は、現在も 国内で一貫生産を行なっているだけに
メーカのポリシーすら感じさせられる値段設定といえます。
丈夫で、いつまで経っても、しっかり走る動力に
簡素で、壊れにくい・・・ という入門者用としての条件を備えつつ
基本となる部分も、よく出来ていて
これまでも、多くのファンを育てると共に、ちょっとした加工で「大化けする」のも魅力!
このキハ20ならば、セール時期だと1万円にお釣りが来るくらいで
鉄道模型を始めることができますよ!!
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