2011年5月10日火曜日
法起寺
もしも・・・
広島に 厳島神社 が存在しなかったとするなら・・・。
あったとして、今のような 海上寝殿 という特異なカタチで
存在していなかったとしたなら・・・。
私の、最も好きな建物は 法隆寺 ではなかったか!? と思うことがあります。
先ごろ話した あの不思議な経験がなかったとしても、
その答えは変わらなかったことでしょう。
堂々の№2といって良いでしょう!
それほど・・・ この建物には魅力を感じています!
ですから・・・
斑鳩 に行くと、どうしても 法隆寺 に引き寄せられてしまう。
そして、法隆寺は広く、駆け足でもなければ巡るのにも時間がかかります。
そこで・・・
今回は思い切って 法隆寺 を外してみよう!・・・という当初の目標は
達したのですが・・・ 時間はややオーバー気味。。。
広島に帰る 最終日、残る半日で巡ることができたのは・・・ 藤の木古墳、中宮寺、
その開館待ちで入った(法隆寺の)夢殿、そして残る一か所は
写真の 法起寺。
法隆寺から離れ、観光客も数えるほどしか見当たらない
の~んびりとした道には、自転車がよく似合います。
やがて見えてきた 三重塔。
ここに行ってみたいな!と思わせた 世界遺産 で 国宝の塔。
よく手入れされているとはいえ、小さな境内には不釣り合いなほどに立派。
706(慶雲3)年に完成したとされる、日本最古にして最大の三重塔。
かっては・・・ 金堂や講堂なども存在したことが発掘調査で分かっています。
ここで 法隆寺 を思い出してみてください。
正面から 五重塔、金堂 という配置になっていますね。
ここは、往時は 金堂、三重塔 という配置になっていたのだそうです。
法隆寺とは逆。
これを 法起寺式伽藍配置 というのだとか。
そして・・・
ここは、かっての 聖徳太子の宮 藤の宮 を遺命により、お寺にしたとされる場所。
発掘により この建物の下には、さらに別の建物が存在していたことも
明らかとなっています。
奈良の歴史は、深く濃く・・・・・。
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