なぜ、電車をドイツから
輸入したのでしょう?
それは、当時の日本に
低床電車の製造技術が
無かったからです。
(今はありますが、それを待っていると
導入が数年以上遅れた可能性があります。
つい最近まで、廃止、縮小していた路面電車に
対して、メーカーとして投資できなかったため。)
完全にフラットな電車を作ろうと思うと
普通の電車には存在する
車軸が設けられません。
「車軸」がある位置以下に
床を下げる必要が出てくるからです。
それまでの常識が通用しないのです。
そこで、本来は車軸で
一体になっているはずの
車輪を切り離し
左右別々に、車体に取り付けています。
当然、モーターも別々に用意する事になります。
これは、難しい技術です。
もしも、左右でモータの回転数が
違ってしまうと、まともに走らないばかりか
脱線してしまいます。
そのためエレクトロニクス技術を
駆使して、左右の回転数を一致
させています。
グリーンムーバは
外見から見て、それまでの電車と
一線を画しているだけでなく
技術的にも、次の段階に進めた
ハイテク電車なのです。
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