今日、初代新幹線0系が最後の日を迎えました。
計画当時、将来の輸送は高速道路計画で間に合うと
信じられていたため、夢想家集団とまで揶揄された
新幹線の成功は…
もう、鉄道旅客輸送は衰退するだろう…という、当時の
大方の予想を裏切り、各国に高速大量輸送への希望を
抱かせることになりました。
とりわけフランス、ドイツのヤル気に火をつけたようで
現在、欧州の高速鉄道の隆盛は、ご存じの通りです。
今や、経済発展のためのキーワードとして、アジア各国を
始めとして導入、もしくは計画が進められています。
夢の超特急と呼ばれ、人の苦楽とともに44年。
それぞれの人が、ニュースを見ながら一つの時が過ぎるのを
見届けた一日ではなかったでしょうか。
私見を一つ、0系は200㎞の高速運転を目指したとは思えない
ほど、顔つきが優しく、ユーモラスなのに精悍です。
後年ファンを増やした理由のひとつだと思います。
赤ちゃんからお年寄りまでスリルなく200㎞で移動できる手段を
提供しながらも、優しい顔で、走り抜けた夢の超特急は究極の
バリアフリーなのではないでしょうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿